くらしのイノベーションを持続させる、スマートタウンの100年ビジョン
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注目のコメント
この記事に出ていただいた荒川剛さんは、もともとプラズマ放電の基礎研究などをやっていたバリバリの技術者でした。その荒川さんをして、100年後のまちをつくるポイントにテクノロジーではなく人とコミュニティをあげるところがパナソニックらしいと思いました。
多分パナソニックだけでこのまちをつくっていたら今のようにはなっていないはずで、コンセプトからマネジメントのルールまでを練り上げたパートナーの一人が「経年優化」する街や家を考え続けた三井不動産レジデンスの大高さんだったわけです。
もうひとつ面白かったのが、ここ。
「今の時代のメーカーはエンドユーザーとの接点を持ちにくいのですが、Fujisawa SSTというまちをタッチポイントとして人々のくらしと直接関わることで、イノベーションの種を受け取り、加速していける」(荒川さん)
この連載の#03では、家電のIoT化によって生まれるデータプラットフォームが、メーカーとユーザーのラストワンマイルを復活させるタッチポイントになるという話がありました。まちづくりにも、同じことが言えるんですね。FujisawaSSTが街びらきしてから数多くの企業が街を見学に来ています。
この一年では日本の企業だけではなく、海外の企業も見学にきており、スマートタウンとして注目されています。
実際に住宅に人が住んでいる街なので、見学は要予約で平日のみツアー形式で実施しており、FujisawaSSTの全容がわかるように施設の見学や一部街の中も歩いて見学ができます。
FujisawaSST協議会のホームページ
https://fujisawasst.com/JP/
※こちらからFujisawaSSTのコンセプトブックもPDFでダウンロードできます。
FujisawaSST見学ツアー申込
https://www3.revn.jp/fujisawasst/
また、藤沢市のホームページでもまちづくりの経過やまちづくり方針が紹介されています。
https://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/kikaku/shise/kekaku/kakushu/fujisawasst.html藤沢の事例は、日本でも最先端として紹介されることが多いです。
「エネルギー」「セキュリティ」「モビリティ」「ウェルネス」「コミュニティ」、5つのテーマがあるとのことですが、それぞれのテーマでR&Dが進み続けているのが良いですね。
街全体に可変性が生まれること自体に価値があるかと。