京都の厳しい高さ規制を一部緩和へ 市が初の見直し方針
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私の個人的な見解では、古都は大佛次郎さんの思想のように、古い部分を保存すればよく、宿泊施設や大学、企業は、関西の他の地域に立地すればよいと思います。トレドとマドリッドの関係のように、京都・奈良と大阪で機能分担すればいいのです。それができないのが、関西の弱みです。
ついに来ましたか、高さ規制緩和。
ある程度はやるべきだと考えていますが、線引きが本当に難しいところ。特にリサーチパーク付近は、意見が別れそう。
高さ規制は、京都盆地の風景、特に五山の送り火の景観保全を主目的にしているもので、京都市民もかなり意識している制度です。
これを緩和して特例的に京都ホテルが建てられた時は大いにもめました。危うく、当時現職市長が共産党推薦に負けて、共産党市政復活するところでした。
京都ホテル自体も経営難になって、ホテルオークラの支援を得ることとなった等、色々と爪痕を残しています。
そんな訳で、街中の高さ規制解除は難しいでしょう。私も反対です。
ただ。
今回、選定されている場所がどこも絶妙な場所で悩ましいです。特に、丹波口駅~西大路五条の地帯。
ここは、京都市下京区でまぁまぁ街中です。
ただ、京都リサーチパークの場所は、元々は主に大阪ガスの敷地でした。昭和の時代はマンモスタンクなる馬鹿デカいタンクがあって、元々景観もへったくれも無い場所でした。
戦後間もない頃は、それとセリ畑が広がる田舎でした。
五条通の北側にある市立病院も、元々は伝染病の治療を中心にしてた所だと、昔、聞いたことがあります。
この場所に守るべき景観があるかと言われれば、う~んとならざるをえません。
ですが、ここに大きな建物ができると、その南側は、五山の送り火が見辛くなるのも確か。
しばらく、市民の中でも議論が起こりそうです。