通商リスクに中国市場の減速…日系自動車メーカーはどう生き抜くか
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斎藤さんご指摘のとおり、日系メーカーの日本国内の販売台数は、トヨタが1番比率が高く27.5%
以下高い順に
マツダ22.4
スズキ21.7
スバル15.3
ホンダ13.7
日産11.7
三菱10.0
ということになっています。(資料は記事の通り)
またセグメント(地域別)利益でトヨタは日本で59.5%の営業利益を稼いでいます。(売り上げは53.7%)
一方、販売台数の日本国内比率一番低い三菱自動車は、売上比率で16.5%となっています(セグメント利益は決算資料にないためここでは掲示しません。)
ホンダに至っては、売り上げ比率は、国内21.6%ですが、営業利益では、8.5%と日系メーカーと言えるのか?というくらいの比率になっています。
※売り上げ、利益データは2Q実績です。
日本市場の問題もあり、且つ日本メーカーの姿勢
あると言えるのでしょう。日系メーカーは、日本で生き抜く気はあまりないのかもね、とは言えるかもしれません。米中の市場が停滞している中で、利益を蝕む次世代車開発。
ASEANなどの新興国に活路を見出していますが、地産地消のオペレーションも大変です。生産品質での問題が起きた日産やスバルの例を持ち出すまでもなく、限られた人材をいかに効率良い配置していくのか。仕向地ごとに多様な製品をどのように開発するのか。拡大均衡で長年やってきた自動車メーカーはまさに岐路に立たされています。