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従前からお会いしてみたかったラクスルの松本CEOにインタビューしてきました。着眼点は、彼の「問題発見力」。

印刷、物流、そして最近ではテレビCM。特に、Uberのような「物流マッチング」に早くから目をつけていたことは注目に値します。彼は一体どういう考え方を持ち、これらの領域に参入しているのか。そして、「次」にプラットフォームを展開する産業はどこか。

そのヒントを得るべく、あの手この手で質問をぶつけてきました。溢れ出る松本さんの明快なお話をたっぷりお届けします。
超面白いインタビュー!
「寡占化された下請け構造」と「解像度」という言葉に注目。

「寡占化された下請け構造」に不効率があり取引コストが高いというのは、まさに真実だと思う。中間業者が多く、ネットの力でそこを中抜きできる可能性も高く、その中抜き分を価格を下げて、分け前を事業者とプラットフォーマーで分ければ、利益も増える。また今の時代ではそこに横ぐしを上手く通せれば、データを取れる可能性も高い。
シェアリングもそれの一類型だと思っている。個人が保有しているものをシェアする(例えば家や車)ことは、今まではそこをマッチングするための取引コストの高さゆえにそもそも成立していなかったのが、成立するようになった。でも本質的にはフラグメンテッドな市場。

「解像度」について、低い方がいいというのは興味深い点。
低いゆえに、あるべきから考えられるというメリットもあるだろうが、一方で実際に面して見るとどうにも変えられない現実もあったりする。そういう意味では、現実に直面するレベルだとそもそもその事業をやろうと思えなくなるが、始めてしまったらやらざるを得ないという側面もあるように思う。
ただ、あくまでハイリスクハイリターンなところはあると思う。
マクロ=投資家の視点で参入する市場を決定する(市場が大きく、かつ伸び、競合が弱いところ)

マクロとミクロの間=事業家の視点で事業を構築する(勝つための要素を見つけ、投資を張る)

ミクロ=商売人の視点で現場で修正する(顧客を探し、商品を売り、改善を続ける)

3つの視点を行き来しながらビジネスをやり続けると跳ねるというのを松本さんから学んだ。
マクロに市場と構造変化を予測し、ミクロに戦略を立てて事業を起こしていくという当たり前のことを実直に行って、スケールするストーリーを描き続けているという点、素晴らしいです。さらにプラットフォーム事業に特化し、社会に求められる変化をドライブし続けるというのも非常に意味のあることだと思います。社会起点で課題解決を考え、それを構想に落としていくことのできる経営者が、世界を変えていく時代の到来を予感させます。
超面白い!ユーザーのアンメットニーズ、産業構造の非効率さ、そして社会構造と技術変革で出てくるオポチュニティ。この順で、事業のスケーラビリティが拡大していきます。この二つ目と一部三つ目を狙う、というお話ですね。個人的には松本さんご本人のチャーミングさ、に焦点を当てた記事も読みたいところです^_^
多重下請け構造の非効率性をプラットフォームで解決する。既存プレイヤーが踏み込めない世界だからこそ、ベンチャーの出番ですね。

大変勉強になる話ばかりでしたが、印象的だったのは最初に就職した外資系コンサルでの過当な競争に疲れて、非効率だけど競争がなさそうな印刷業界に目をつけたというエピソード。

社会、業界を的確に見る目と、軽やかに起業する感覚が素晴らしいですね。次はどこを狙うのか、気になります。
私はラクスル共同創業者(利根川さん)が創業したNPOで働いていて、よく利根川さんからラクスルの話を聞きますし、ラクスル創業を支えたメンバーが今もNPOを支えてくれていて思うこと。

>「仕組みを変えれば、世界はもっとよくなる」というビジョンが創業から変わっていない
>マクロ的に見て、明らかに解決したほうがいい社会問題かどうかを判断する。
>誰もやらないことをする

この3つは、松本さんも利根川さんも共通しています。

当時、印刷業界なんてオワコンだと言われていた時代に、自分たちで解決したほうがいい社会問題だと判断し、タックルしていく。

プログラミング教育も一緒で、必修化になる前なんて一部の経済的余裕がある人だけがプログラミング教育やればいいと思ってる人ばかりだったそう。(2020年から小学校プログラミング教育必修化)

「社会的に解決すべき問題か」という問いを立てることが最初のステップですね。
【社会と力学の関係性】
めちゃめちゃ面白い。社会を引きで「流体力学」のような視座から見ている印象を受けます。どこにどういう力がかかると、どんな影響がどこに出るのか。あるいはその逆算。需給ギャップ、産業構造、時間軸… 言い換えればどれも「力学法則」みたいな類型化をしていて、これは経験を積んで訓練することである程度、手に入りそうな気もするので、体得したいと思ったところ。個人的には、個人の心の中の心理力学はまあまあわかるほうだと思うので、次の課題はマクロかなあ。
ためになるインタビューでした。ソフトバンクのビジョンファンドの特集と合わせて、ぜひお読みください。
業界の構造を分析し、社会的課題を定量化した上で、ビッグピクチャーに自信を持てればそこにかける、というのはその通りだと思います。実際にこのようにアプローチして成功しているベンチャー企業をいくつか思い浮かびました。
戦略を考える時は、意図的にレンズを組み替えること。

①戦略の解像度を調整する
時には構造が把握しきれてない中で動いてしまうことも大切。

②戦略の時間軸を調整する
1年、3年、5年、10年、30年・・と時間軸を変えて思考する
この連載について
ビジネスの話題に関する特別インタビュー