サイバー法案担当の桜田五輪相「パソコン使わず」=衆院内閣委
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桜田大臣は論外にしても、野党の質問もダメですね。
イランの原子炉を攻撃したウイルス、スタクスネットはたしかにUSBを通じて侵入しましたが、だからといってUSBの穴を塞いだら大丈夫という話ではないのです。
実はスタクスネットのよるサイバー攻撃と合わせて、イランの原子力研究者二人が爆弾テロによって殺害されており、恐らくイスラエルの諜報機関による犯行と考えられています。
要するに国家間のサイバーテロは、特定の戦略目標を達成するための手段であり、戦争とほぼ同義なのです。
国政として、サイバーセキュリティを考えるというのは、PCを使っているとか使っていないとか、USBの穴があるかどうかなど何の関係もなく、国家の安全保障上の問題として、サイバーセキュリティを考えられるかどうかが大事なのです。桜田氏がこの程度だというのは永田町ではよく知られていたらしい。
それでも、ここまで不適格な人を大臣にしているのは、桜田氏のボスである二階幹事長にとことん恩を売ると同時に、もしやめても二階派に貸しができるという、安倍首相の計算ではなかろうか。そのへんのおじさんならば些末に思える話だし、仮に信念で自らパソコンを使わないのだという政治家がいても、選挙で選ばれた議員なのだからいいのかもしれない。でも、サイバー法案担当として国会に説明し、質疑にこたえていく立場がふさわしいのかということですね。
さらに、普通の答弁もおぼつかず、官僚が用意した紙も読み誤る。任にたえないと思わざるを得ない場面が相次いでいて、「適材適所」とは何なのかということが問われているのだと思います。
内閣改造後の国会なので、大臣所信への質疑で大臣としての資質にかかわる話が飛び出すのは当然ではありますし、国会全体が滞っているわけではありません。ただ、内閣委員会はほかに片山大臣もいます。これでは、なかなか先に進みそうにありませんね。