【松浦勝人×佐藤航陽】ファンクラブは新しい経済圏になる
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注目のコメント
ファンクラブというコミュニティ化、ユーザーのファン化は個人的に最も勉強したい分野。
私も若かりし頃はあるアイドルの大ファンで当然ファンクラブに入っていましたが、コンサートなどのリアルコンテンツ、ファンクラブサイトなどのウェブコンテンツの組み合わせで、愛着が増していく仕組みに乗せられていました笑
確か当時は年会費制でしたが、このご時世、月額のサブスクリプションに移行している流れがあるのでしょうか。
シンプルに考えると更新タイミングが発生する課金モデルは退会リスク、継続維持コストがかかる。
であれば月額課金にしたほうがメリットが大きいのではないかと仮説を持ちました。
そのキーワードがこの記事に出てくる「Entertainment×Tech」なのだろう。
また、敢えてサービスに差をつけることで人々の熱狂を加速させる仕組みも面白いと思いました。
テクノロジーの要素を掛け合わせることで、エンターテイメントの世界はさらに成長が加速する予感大です。
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松浦 そういう意味では、僕らの“商品”はどこでも買えるわけではないですからね。
たとえば、好きなアーティストのライブであったり、グッズならいくらでも払うという感情と同じと言えそうです。
今でも需要と供給などに合わせて価格を変動させる、いわゆるダイナミックプライシングを導入しているライブでは、100万円という高額でも最前列の席から売れていきます。
今後もそういう流れになっていけば、僕らとしてはありがたいことではあります。
佐藤 「ULTRA JAPAN」のVVIPのような1席が超高額というビジネスは、世界的な流れになっているのでしょうか?
松浦 そうですね。それでも、超高額の席から売れていきます。今は世界的なフェスはどこでもそうですし、マイアミでの本場の「ULTRA」なんて、びっくりする額だったと思います。
ラスベガスのクラブでもお客さんはいっぱい入っていますが、昔の日本のクラブやディスコと同じように、基本的にフロアにいる女性は入場無料だったりします。
料金がかかるのはDJブースの周りにあるVIPルームで、日常的に高額な席代が設定されていて、そこでマネタイズしています。それほどVIPの売り上げは重要ということです。
-------------------------「今後、エンタメの価値が高まるのは間違いないと思います。むしろ、エンタメ以外は価値の提供が難しくなっていくのではないかと、考えているくらいです。」
よいエンターテイメントを生み出すのは本当に難易度が高い。
技術の進歩は、刺激的だし、新たな発想も生み出すけれど、「おもしろい」とはまた軸が違うように感じています。イベント参加への物理制約を取り除く可能性をAR/VRが秘めているはず。現場でないと得られないVIP体験と、自宅や別の場所からも簡単に参加できるXR。コンテンツの消費はますます体験型になり、イベントはスケーラブルなビジネスモデルに進化する。