RIZAPブランドで展開するジム、ゴルフ、英語、料理分野などの自己実現のためのトレーニングを展開。また、買収含めてイデアインターナショナルやJEANSmateなどの生活雑貨・アパレル、健康食品なども販売。一方、買収企業の減損損失などを背景に、2018年度から売却も進める。
時価総額
2,091 億円
業績
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社内の不協和音も、そりゃまあ改革しようとするとそういう話も出てくるでしょうというだけのことな気が…
松本さんにはライザップ社でお話を伺いましたが、対談中に今のライザップのM&Aによる成長モデルについて何度も疑問を口にしていたのが非常に印象に残っています。
事業に疑問点があるのであればなぜ参画したのかと伺ったところ「瀬戸社長の魅力」と即答なさっており、非常に惹かれていらっしゃる様子が伺えたのですが、当事者にしかわからないご事情があるのでしょう。
いずれにせよ、見切りの早さも経営者の資質。この判断が双方にとって良い結果に繋がればよいなと思っています。
https://newspicks.com/news/3394775/
https://newspicks.com/news/3397556/
これを機に構造改革をするのは重要で、そういう意味で長期だけを松本さんに考えてもらうという妥当な「専任」な気がしますね。
COOだと短期利益にも責任を持たないといけなそうなので、それが本質的な原因では?
こういう話でゴシップ的に経営陣の対立云々という表層的な事を煽るようでは日経の名がすたりますね。
そうなると、儲かっている会社を買ってのれんを計上すれば、確実に足元の利益が増加します。負ののれんが発生する会社を買って、それを当期の利益に計上しても同じです。この扱いを『活用』して次々に会社を買収し、損益計算書上の利益を増やして株価を上げて稼ぐファンドが多々あるとの噂が絶えません。のれんの償却を求める方向で国際会計基準を見直す動きがあるのはこのためです。
内情を知らないのでRIZAPがそうだとは言いませんが、敢えて国際会計基準を採用する同社が「M&A(合併・買収)を繰り返して急成長」し、「(負ののれんに関係する利益が)営業利益に占める比率は17年3月期には58%、18年3月期で54%に達する」と聞くと、背景にそういうことがあっても不思議はないと感じないでもありません。万が一にもそういうことがあれば、本来の事業に立ち戻って経営を見直すと、当面の利益も株価も下がるでしょう、たぶん。
「経費計上の仕方や在庫評価などをより厳密にした上で事業の将来性を判断し直す必要がある」という実業優先の長期的な考え方と、会計上の利益を膨らませて足もとの株価を上げることを優先するファンド、あるいは株主目線の考え方とは相容れません。そういった路線の対立が原因だとすると『プロ経営者』と雖も折り合いのつけようはないのかも (@ @;)ウーン
対立の構造ははっきりしないが、
瀬戸さんも松本さんも個性の強い方で、
それがプラスに働くことを祈りたいが、厳しいのかもしれない。
「松本氏はM&Aをいったん停止し、収益を上げられる事業に絞り込むなど体制の再構築を主張した。これに以前からいる経営陣の一部が反発し、激しく“対立”しているという。」
就任が発表されたあたりのインタビューをみると、買収した会社のターンアラウンドを一緒にやっていくこと(①)、そして教えていただきながら経営にフルコミットしてもらうためのポジションがCOO(②)とある。
そのなかで、ちゃんとした会社にするために必要なことを進めようとした中での対立のように記事からは伺える。瀬戸氏と直接対立しているわけではないかもしれないが、このようにしてまで招いたなかで、元々いた経営陣に「負けた」形でCOOを外したのだとすれば、極めて良くない。
逆に、構造改革を不退転の決意で一丁目一番地としてやっていくから役職を変えたとかだったらばまだよいのだが…
①https://newspicks.com/news/3068347
②https://newspicks.com/news/3106394
負ののれんが計上される、すなわちPBR 1.0x未満ということをもって、割安ということはありません。PBR 1割れは、当該企業の稼ぐ力(リターン)がビジネスリスクを反映した資本コストを下回っていたり、将来赤字が見込まれていたり、資産に含み損(←会計のルールで捕捉されない実態ベースでの含み損)がある可能性があるからです
個人的に、実際会社に入って中を見たときに、松本さんとして手を打つべきポイントが明確になって、それをやるときにCOOって肩書きに違和感があったから変えただけなのでは?というのが第一感。
いずれにせよ、ライザップの今後に期待しています。