SAP、エクスペリエンス管理プラットフォームのクアルトリクスを買収へ--約9100億円
コメント
注目のコメント
SAPはSurveyMonkey は買収しないけどQualtricsは買収する。Dropbox(コンシューマ向けをエンタープライズに)とBox(エンタープライズをコンシューマグレードのシンプルさに)の違いみたいなものですね。学生向けサーベイツールがフィードバックからエクスペリエンスをマネジメント対象にしたいい例です。
SAPが、今週上場予定だったQualtricsを80億ドルで買収。
Qualtricsは、ざっとサイトを見る限り、顧客や従業員など、それぞれのフェーズでのアンケート・分析を行うプラットフォームのように見える。「エクスペリエンスマネジメント」と表現すると、かなり大それたもののように感じるが、一方でデータをシームレスにしっかりつなげて分析できないゆえに、価値を出すまでがものすごく大変でもあると領域だとも思う。
どれだけSAPのERPなどと上手くつなげられるのかは分からないが…
SPEEDAでSAPの過去の買収案件を見ると、これまでで買収金額が一番大きかったのは経費精算SaaSのConcur(74億ドル、2014年)、それ以外にはBusiness Objects(42億ユーロ、2008年)やSybase(58億ドル、2010年)といったデータベース・BIツールなどが大きい案件であった。
巨額だし、IPO直前でというタイミングというのは目を引く(上場申請周りとかどうなるんだろう…)。
https://www.qualtrics.com/jp/なるほどね〜なお買い物。SAPはあくまでもERPの顧客であるようなエンタープライズ回りを固めに行きたい。ご本尊ERP以外への業務拡大は必須だから、じわりじわりと始めていきたい、できればバックオフィスになるべく近いところは譲らないぞ!企業規模もあんまり大きくないところも少し視野に入れて行きたい、という感じでしょうか?
いずれにせよBtoB主体で考えたいということだと思いますが、今の世の中BtoBとBtoCというわけかたは、だんだん通用しにくくなっています。やはり、いずれ確実に来るであろうスケールの勝負を考えるなら、どこまで広げられるかは重要。このままこの方針…大企業ばかりじゃないものも多少考えるが、基本エンタープライズ、そしてBtoBのみに軸足を置いてツールを取り揃えていく…でいいのか?はわからないな…
(最初、かなり雑なコメントしたなと思ったので、少し追記しました。)