ソニー「アイボ」は次の飯のタネになれるか?
コメント
注目のコメント
確かにベンチャーが資金を集める時、既存株主にどこが入っているかが重要なポイントとなることがある。まだ出資に慣れていない大企業だと、自社が最初の株主として入るのは不安だったりするようです。だからこそ既存株主にソニーが入っていると、ある程度は安心すると思います。
「ソニーはまだ、ブランドとしての価値がある。お金以外に企業に箔が付くことが、さらなる資金調達につながるという期待があるということだ。」ソニーさんのプロダクトだと最近はプログラミング教育周りでKOOVを拝見しましたが、やっぱりとても良くできてるんです。ハードもソフトも、機能面もデザイン面も、そして例えばブロックの素材感みたいな普通だと考えないようなところにも相当なこだわりを持っている。
これはソニーグループが様々なネットワークとナレッジを持っているから成せる思考で、特定のサービスやプロダクトを大きく成長させる資産を有していることは明らかだと感じました。
あとは、ソニーグループ全体連携して特定のベンチャーを支援して、大きなキャピタルゲインを生み出すことができるかが問われます。CVCの担当者の推進力も問われますが、どちらかと言うと他部署にベンチャー支援を受け入れる素地と余裕があるかも大事な気がします。そうでないと、資金入れだけのふわっとした業務提携レベルに終わって、あまりシナジー産まない気がするのです。ソニーのブランドイメージは、多角化経営の賜物で、ここ数年で大きく改善しています。B2Bの割合が大きいので、一般消費者には、過去ほどの勢いはないかもしれませんが、実際は、かなり勢いも出てきています。ソニーがCVCとして、ベンチャーに対して投資を決めると、ベンチャーに箔が付く、という現象も良くわかります。ただ、ソニー社内のSAPに関しては、記者からも「小粒」と評価され、引用されたように答えています。私自身ソニーに居たので、SAPに対する強い違和感を持っていました。明らかに、大きな開発を伴うものを避けており、どれもいわゆる「スモールビジネス」を結果として選んでいることです。社内のガス抜きだけに終わってしまったら、もったいないので、しっかりと大きな結果が現れるものを、リスクをとって、選んで欲しいと思います。非常に難しいとは思いますが、社内ベンチャーの成功例を是非ともソニーで作って欲しいと思います。
<引用>
一方、社内公募型の取り組みであるSAPから生まれた事業が一夜にして大化けするとは考えにくく、もっとロングスパンで育成していく類いのものだ。
事業の規模としては大きくないSAPだが、やった意味はある。同プログラムが始まったのは2014年。業績的に厳しかったソニーが構造改革真っただ中のときだ。会社として、社内に溜まったいろいろな欲求のはけ口を、きちんと作るという目的もあった。