世界で勝ち抜くには好奇心が不可欠である 日本人に決定的に足りないもの
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好奇心の文脈で、「ノリの良さ」も極めて重要と思います。言い換えれば「着手速度と初動速度」。面白そうなことを始めない限り、何も面白くならない。とりあえず始めてしまえば、色んな反応や発見があって、それがやはり面白い。こうやって広義の好奇心が触発されていき、行動力に繋がっていく。
僕も多くの起業家の皆さんに「経産省辞めるの?んじゃとりあえずサイト作っちゃいなyo!」と言われ、実装はおろかデザインすら全くやったことの無い中で作ってみたら、また見える世界が広がりました。今もとても楽しいですし、デザインやコーディングにすごく好奇心が沸いています。(ちなみにこのサイトです https://www.philosophyofyouths.com)この柳井さんと同じ主旨のことを、私は、「標準化と横展開」から「実験と学習」への変革と呼んでいます。あらゆるレベルで実験と学習を行うことで、未来に投資する習慣を取り戻す必要があるのです。この20年、すっかり未来への投資を忘れてしまいました。それは国や大企業のレベルの話もありますが、もっと重要なのは、一人一人の個人が、今日という一日に実験と学習を行うかです。日本を実験と学習の国にしたいものです。
それは実は幸せへの近道でもあります。幸せは、お金や地位では得られません。ほとんどの人が誤解しているのはこの点です。この20年の幸せに関する研究で、地位やお金では、人は幸せにならないことが分かっています。その時一瞬は幸せな気分になっても、あっという間に、元のベースラインに戻ってしまうのです。
それに対して、持続的な幸せを得る方法が見つかっています。それは、日々、間違っても良いので、自らゴールを決め(H=Hope)、それにともかく挑戦し(E=Efficacy)、多少の困難があっても諦めず(R=Resilience)、常に楽観的に前向きに進むこと(O=Optimism)です。合わせてHEROと呼ばれています。一言で言うと日々、今日この時に、前向きに挑戦する行動を起こすことが、幸せの核なのです。
上記の「挑戦と学習」とそのための「好奇心」は、このHEROそのものです。日本を幸せな国にしたいものです。そのためにやるべきコトは分かっています。いつも言っていることですが、行動して人などとつながることでしか「自分の中の新しい自分」は生まれません。生まれてきた新しい自分こそが好奇心の塊なのです。新しい自分とは、言い換えれば、それは新しい知識であり情報です。そういう意味で、好奇心が足りないのは行動が足りないからであるという記事の主旨には大いに賛同。「まず好奇心を持て」というのは本末転倒。