新着Pick
508Picks
シェアする
pick
Pick に失敗しました

人気 Picker
昨年、VICEは米シャーロッツビルで怒号とともに、松明の炎を揺らしながら行進するオルタナライト(白人至上主義者)たちの映像をドキュメンタリーとして流しました。映像としては非常に美しいものですが、その内容は衝撃的で、どうやってこんな危険な密着取材ができたのか、とても気になっていました。

「若者はニュースを観たい。ただし、つまらないニュースは観たくない」

つねに尖ったコンテンツを作り続けては、そんなメッセージを飛ばすVICE創業者のサルーシュ・アルヴィにインタビューをしてきました。マニアックな雑誌から、世界2.8億人を抱える巨大メディアになったVICEのトップインタビューを、ぜひご一読ください。前後編でお届けします。

*素晴らしいドキュメンタリーが観れるので、ぜひ記事に埋め込んだYoutube動画も再生してみてください。
現代ではニュースは売れない、あるいは若い世代はニュースを見ない、というのは間違いで、売れるようなニュースが報道されていない、というのが実際のところでしょう。ニュースに興味を持つ人が全くいなくなるなどということはありえません。ただ、大本営発表や政府のリリース、ありきたりの論説をそのまま流すようなメディアに多くの人は見向きもしないというだけです。お利口な子は、そういうものでも真面目に見て公式見解を暗記するでしょう。しかし、特に若い世代は、新しいことを知りたがります。彼らが外国のことに興味がないというのも間違いで、紋切り型のような戦争や難民のニュースに関心が持てないだけです。どこで起きていることであれ、自分にとって新しいと感じられることがあれば、関心を持ちます。「現状に満足したら終わり」というのは多くのメディア企業の現状からはかけ離れた目標です。
 現代の世界の報道メディアに注目するなら、VICE Newsは最も重要なメディアの一つといえるでしょう。VICEのコンテンツの多くはドキュメンタリーですが、調査報道といえるような対象にかなりの期間密着して、背景もよく調べている報道も多く見られます。シリアの報道では、ラッカの街の現状だけではなく、アル=カーイダ系のヌスラ戦線の内部を報道するなど、他のメディアにはできなかったことをしています。他にもロヒンギャ難民問題をめぐるミャンマー国内の様々な側面、コンゴ民主共和国の内戦など、明らかに他社とは深度が段違いの報道をしてきました。
 BBCやChannnel4といった、世界のドキュメンタリー報道を牽引してきたメディアは、今もなお健在ですが、若い人(といっても、もちろん全ての若い世代ではないですが)にとって新しさを感じられるVICEの台頭が目立ちます。もう一つ、近年高く評価されるべきは、Aljazeera East 101だと思います。ただ、VICEで最近問題になったのは、サウディアラビアから数億円を受け取り、サウディアラビアに好意的なドキュメンタリーを制作したことです。英国の制作会社がサウディアラビアの圧政についてドキュメンタリーを制作して広い反響を呼んだことに対抗したものでしょう。新興のメディアには資金とスポンサーの問題がついて回ります。
Vice本当に好き。
とんがっているところがいい。
2018年までにインド、フィリピン、マレーシア、韓国にも進出するというんですが、実は日本には前から支社があるんですよね。もっと日本の人たちにもこういう映像を見て欲しいです。
大手メディアに無視されたストーリーをレポートし、別の視点を提供することがVICEのミッション。

ISISやオルタナライトの動画をみると、別の視点というのがよくわかります。レポーターの緊張感が伝わってくる。

リスキーでスチューピッドな取材だと、レポーター自らが語るのが、「Heavy Metal in Baghdad」。言葉どおり、普通の人にはできない取材です。

別の視点を提供することはとても大切ですが、取材者の軸(考え)がしっかりしていないと、ただ興味本位のレポートになってしまいます。事実をありのままに伝えるのはとても難しいと感じました。
この記事だけを読むと勢いがありそうですが、VICEは今、経営面では岐路に立っています。セクハラ問題によるCEOの変更があり、先日も正式に15%の人員削減を発表したばかり。UUもピークの3600万から2700万人に減少している。HBOなど他のプラットホームにコンテンツを提供するライセンスビジネスを模索していますが、こちらもまだ不透明であり、他の新興メディア同様、次の一手をまだ示す事が出来ていません。
https://share.qz.com//news/1250086
「日本で展開するためのパートナーを探している」という連絡がきて驚いたが、VICEと似ている名前の、違う会社だった。
「エッジー」とは主観的な概念なんだ。だからこそ、多様性に富むオーディエンスを常に驚かせるため、自らの進化を止めない。「自ら」が地球規模になっても、そのスタンスを諦めない姿勢はやっぱかっこいい。
2001年ごろ、VICEは無料で配布していたフリーペーパーというイメージで、周りの同世代の人間の間で、新刊をいかに早く手に入れるかを競っていた記憶があります。
本当に知りたい事や、タブーとされている現象に密着するその姿勢は、常に注目に値すると思っています。
すごいメディアに成長したよねぇー
Shane Smithの陰に隠れがちなSuroosh Alviだけど、本当の意味でViceをやろうと言ったのはSuroosh Alviの方。拡大路線を続けてきた中での成長痛(採用凍結とレイオフとサイト閉鎖)もあるが、そろそろ新興メディアのブランドを脱ぎ捨てる時が来ている。そしてこのインタビューの最後に書かれていることが全て。はっきり言って周りが勝手に持ち上げ過ぎている。Viceは変わらず、自分たちが伝えるべきストーリーを伝えようとしているだけ。それはフランス語圏のモントリオールで、フランス語がネイティブではないSuroosh AlviとShane Smithが、職業訓練の一環でVoice of Montrealという英語メディアを立ち上けたところまで遡る。彼ら自身がある意味で無視された存在であり、だから無視されている物語に敏感なのだと思う。別にエログロや際を追っかけているわけじゃない。
この連載について
ビジネスの話題に関する特別インタビュー