【英語で学ぶ】来日、ビル・ゲイツが語ったこと

2018/11/10
来日したビル・ゲイツが熱く語ったのは、「新記録の樹立」についてだった。
11月9日、日本のスポーツ庁と、米マイクロソフト創業者のゲイツが共同議長を務めるビル&メリンダ財団がパートナーシップを締結したと発表。
2020年の東京五輪を機に、国際連合の掲げる「持続可能な開発目標」(SDGs)への関心を高めるため、2019年から具体的なプロジェクトが始動するという。
そこでNewsPicks編集部は、日本で行われた会見でゲイツが語った内容を、英語・日本語の双方でお届けしよう。
週末に「英語で学ぶ」という意味でも、最高の教材となるはずだ。

「私が生まれた時」のマラソン世界記録

It’s a special honor to be joined by one of the most talented long-distance runners in Japan’s history, Yuko Arimori.
I did some research about marathons before coming here.
Today, the world record for running 26.2 miles (42.196km) is 2 hours and 2 minutes. It was just set a few weeks ago.
But when Yuko was born, the world record was ten minutes longer─2 hours 12 minutes.
When I was born, it was 5 minutes longer than that─2 hours and 17 minutes.
今回、日本の歴史上で最も才能ある長距離走者の一人、有森裕子氏がこの場に参加してくれているのは非常に光栄です。
ここに来る前に、マラソンについてリサーチしました。現在、42.195キロを走破する世界記録は2時間2分です。たった数週間前に打ち立てられた記録です。
しかし、日本を代表するマラソンランナーのユウコ(有森裕子)が生まれた時は、記録は2時間12分と、10分長いものでした。
私が生まれた頃(1955年)は、それよりさらに5分長く、2時間17分でした。