科学の森:能力桁違い量子コンピューター 開発競争激化、日本の巻き返しは
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注目のコメント
本当だ、桁違いだった
EU 10年で約1289億円
英国 5年で約400億円
ドイツ 4年で約830億円
中国 約1200億円投資で建設
米国 国防総省が年約220億円、国が5年で約1400億円投資の法案
日本 年14億円本件の情報源は確認していませんが、この手の情報の出元は、多くの場合に、予算獲得をしたい側であることが多いのは、認識しておく必要がありましょう。数字は集計方法で作れてしまいます。そして、我が国は他国に予算で遅れを取っているので、もっと予算を掛けましょうというという論理を展開する場合が多いのです。このバイアスの可能性は、冷静にみる必要がありましょう。
また大事なのは、今がアクセルを踏むべきタイミングか、ということです。即ち、今お金を掛けるのがいいことか、悪いことかということです。早くお金を掛けすぎると、その後に息切れし、技術的な環境が整った頃には、予算がつけられないということも歴史的には、多々起きています。有名なのは、第5世代コンピュータのプロジェクトがあげられます。私の会社でもそういう経験がいくつもあります。量子コンピュータは、まだ、実用的な可能性が全く見えていない基礎研究の段階です。ある程度お金をかけることは必要です。しかし、その上記のタイミングの判断と見極めが重要になります。周りがやっているから、というのはこれまでの経験上あてになりません。
日本は、全般には、未来への投資を躊躇する国になっていることは間違いなく、それは変えなければなりません。もっと未来に投資すべきです。これは断言したいです。しかし、投資戦略としては、皆がやっているから、というのは最悪の戦略です。もっと日本独自の投資が必要だと考えます。ただでさえ、このようなハードウエア関連の箱物は、それでも予算化しやすいのです。日本の弱体化の大きな原因は、ソフトウエアやデータ関連に全く投資が動いていないということです。それは、従来のハードウエアで成功体験を持つ人たちが、投資権限に影響を持つ社会ネットワークのポジションに沢山いるからです。構造的にはもっと難しい状況があります。企業で、産業的に成り立たなくなった分野の人(ハードウエアが多い)が、大学に出て、国の予算を獲得しようとするので、国の予算の配分が、過去の産業分野へバイアスしてしまうという問題があります。未来を見れない構造があるのです。このような課題を前向きに未来に向けて、我々の手で変えていく必要があります。記事読んでないけど、大場さんのコメントだけで日本どんだけやばいかわかる。わかるというよりも、日本政府への憤りが生まれる。
量子コンピューティングで利用される、量子アニーリング方式考えたの、日本人だぞ!