【倒産ルポ】「スルガショック」で潰れた、ある不動産会社の悲劇

2018/11/15

発端はスルガ銀行だった。

10月17日、都内で投資用不動産を販売していた台東不動産（株）（東京都台東区）が東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。

取引先であるスルガ銀行の融資手法をめぐって経営陣の意見が対立。それをきっかけに、経営破たんにまで、発展してしまった。

今年3月に表面化したスルガ銀行の不正融資問題以降、投資用不動産業界は揺れている。今回は、スルガショックの余波を受けた不動産販売会社の倒産劇をレポートする。

コメント

注目のコメント

• 内藤 修

  帝国データバンク 情報統括部 情報編集課長

  ・2018年11月15日

  スルガ銀行案件で、破綻の危機に瀕している投資用不動産販売会社は、まだまだある。今回取り上げた台東不動産のような事例は、今後もしばらく続きそう。スルガだけでなく、他の金融機関の案件が表面化するのも時間の問題か
• 泉 秀一

  NewsPicks 編集委員

  ・2018年11月15日

  帝国データバンクの記者によるレポートです。
  
  今年はスルガ銀行とかぼちゃの馬車問題で揉めている不動産投資ですが、スルガショックの余波を受けて倒産した企業が出始めました。
  
  不動産業界では、スルガ銀行の異常な融資は有名でした。それをてこに成長した不動産業者もあれば、まともな会社ほど、スルガとは付き合おうとしません。今回のケースも、「スルガとどう付き合うか」の意見の不一致が招いた悲劇です。
  
  その意味で、スルガに「潰された」不動産業者は、我々の知らないところでたくさん起きているのかもしれません。
• 石井 祐季

  リブ・コンサルティング 執行役員

  ・2018年11月15日

  これはスルガ銀行とは関係なく、潰れてしまいそうな企業様な雰囲気ですが、気のせいでしょうか、、。