民主、下院奪還が焦点 米中間選挙、上院は共和優勢か
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こんなに注目される中間選挙は異例です。中国もイランも、世界中が見つめています。世論調査には現れにくいと言われる「隠れトランプ」、これまでは投票率が低かった若者たち。彼らの動向が結果に影響を与えそうです。また、岡本行夫さんが指摘していましたが、2年前の大統領選でトランプ勝利に大きな役割を果たしたのは、実は白人女性でした。意外にもトランプを支持していたのです。これにはヒラリー氏への反発が大きかったと思われます。ヒラリー氏へのアレルギーがないこの選挙で彼女たちはどう動くか。
私もこんなにドキドキする中間選挙はもちろん初めてです。CNNのこのサイトが、今後のキーポイントを時系列を示しています(①)。東部時間7時(日本時間9時)から、ヴァージニア州などの下院の結果がわかり、最初の手ごたえがみえてくるのではないか、とのこと。8時(日本時間10時)頃には、上院にとってキーポイントになるテネシー州、ミズーリ州の結果が公表されるとのことです。米国市場はあいていませんが、アジア市場がどのように反応するのか。
また、選挙とスポーツの予想サイトFiftyThirtyEightは(②)、下院は6/7の確率で民主党、上院は5/6の確率で共和党が与党となると予想しています(2016年の大統領選挙では大外ししましたが・・・)。
①https://cnn.it/2yVjzBP
②https://53eig.ht/2Ow8BaS開票はまだ半ばですが、事前の下馬評よりも共和党が有利な結果が出てきているように見えます。共和党の有利がいわれていた上院はもちろん、下院でも共和党が今のところ優勢です(日本時間11時時点での当選確定は、共和党:民主党は、上院で42:32、下院で46:39)。少なくともトランプ政権への手痛い打撃、という風にはならないのではないかと考えられます。
接戦となる州、選挙区も多いですから簡単にはいえません。焦点として注目されてきた、フロリダやテキサスでの民主党の躍進が見られるのかもまだわかりません。テキサスでは、民主党による逆転がいくつか見られますが。大統領選でトランプ氏が制したマサチューセッツやウィスコンシンあたりを民主党が回復するか、も注目されるところです。
https://www.bloomberg.com/graphics/2018-midterm-election-results/?view=H&filter=none