日立化成 新たに29品目でも検査不正 製品納入先 約2400社に
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注目のコメント
①が会社開示。素材系は様々なところで幅広く使われるため、製品問題が発生した時の影響は大きくなりやすい。さらに、今回は売上の1割に相当する幅広い製品で発覚していて、極めて影響が大きい(正直、開いた口がふさがらないレベル…)。
②は東日本大震災のあと、2011年6月の記事。半導体材料などは極めて安定した品質が求められ、作る工場の認定や、どこの工場で作られた原料を使うまで指定がある場合もある。それが簡単に他社には代替できない理由だったり、サプライチェーンが止まったり、ひいては付加価値の高さでもある。
個々の製品で実際にどれだけの影響が出うるレベルの不正だったかまでは分からないが(あまりに広すぎて)、スペックインや原料指定まであるなかでこれだけ幅広く不正があったことに驚きを隠せない。
①http://www.hitachi-chem.co.jp/cgi-bin/japanese/release_show.cgi?ID=559
②https://s.nikkei.com/2EYk4kf日立化成は日立御三家の一社であり、日本の化学メーカーの中でも指折りの高利益優良企業であり、世界シェアの高い製品を数多く販売している。それだけに影響が大きい内容であるし、今後の波及も気になるところ。こんな内容となると発表した背景も気になってくる。
前回の件を受けた追加調査の範囲が非常に広かったのだと思うが…。検査をしていないとはどういうことか。普通検査データを成績書として添付するが、例えば結果がPASSとしか書かれないような検査で、実際にはやっていないのにPASSと書いていたとか?
実際とは異なる検査データとはなんなのか。
検査の方法や解析が顧客との取り決めと違ったのか。それともデータ自体を捏造したのか。