逆境のフェイスブックが打ち出す新たな成長戦略

2018/11/9

成長鈍化は「生みの苦しみ」か

フェイスブックが7月末、売上高の鈍化が続くという見通しを明らかにした時、それを打破する成長戦略はほとんど語られなかった。
しかし10月末の決算発表では、いくつか答えを用意していた。
数年間は厳しい時期が続くだろうと認めたうえで、フェイスブックの経営陣は事業の柱である「ニュースフィード」に頼らない展開を見据えていると語った。コンテンツや広告が次々に表示されるニュースフィードだけでなく、時間限定でメッセージなどを共有する機能や、よりプライベートなチャットや動画のサービスに力を入れていくという。
ただし、今の段階で、ニュースフィードと同等の収益を生む機能やサービスはない。