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「田久保川橋」がfib(国際コンクリート連合)の最優秀賞受賞

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fibのbは"beton"のbです。(フランス語、ドイツ語で「コンクリート」の意味。)

要するに、国際コンクリート連合という世界最大のコンクリート団体が制定した賞を、日本のコンクリート構造物が『Outstanding Concrete Structures(優れたコンクリート構造)』として受賞した、というニュースです。
コンクリートのアカデミー賞、はたまたピューリッツァー賞、といったところでしょうか。
同橋は土木学会田中賞(橋梁に対する賞)とプレストレストコンクリート工学会賞も受賞しており、国内レースを勝ち進んだ日本代表が世界大会を制覇した、みたいなニュースです。ムネアツ。

Outstandingなコンクリート構造が何かは私にはわかりませんが、受賞最大のポイントはまちがいなく「バタフライウェブ」という新しい構造形式です。
ものすごーく簡単に言うと、現場で重たいコンクリートの箱をせっせと作るのではなく、工場で作った強いコンクリートの板を並べていって軽いコンクリートの箱桁をつくる技術で、軽量化・施工省力化・工期短縮などが期待されます。余りのコンクリートや木製の型枠などのゴミも出さないために、環境にもやさしいといえます。
この板の形がちょうど蝶々に似ているので、バタフライウェブと呼ばれています。
実際、「田久保川橋」というのは工事名称で、管理名称は「寺迫ちょうちょ大橋」です。地元の小学生の案が名前の元ですって。かわいい。
もうちょっと専門的な話をすると、蝶々形の板の対角線上に圧縮力と引張力が発生され、要するにトラス構造を形成して荷重に抵抗する機構です。

このバタフライウェブを使用した橋はNEXCO西日本と三井住友建設のオリジナルで、現在世界に2橋だけです。
本記事の田久保川橋(東九州)と武庫川橋(新名神)。
道路橋なので車で走っているとその下がどんな構造になっているかなんてわかりませんが、そういったところを想像すればドライブも楽しくなるはず。

ちなみに田久保川橋の形式をちゃんと言うと「PC10径間連続エクストラドーズド箱桁バタフライウェブ橋」といったところか。舌噛むわ。

参考
【新名神効果で混雑緩和、GWでも高速スムーズ】
https://newspicks.com/news/2991954

Shinjiさん
帰省する時はついてくので教えてください