自民、五輪サマータイムを断念 システム改修困難、法案見送り
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サマータイムを五輪に間に合わせるのは無理だというのは、かなり早い段階で見えていた結論なのですが、少し驚いたのは、首相が党に検討を指示するレベルまでに至ったことです。
もともとは、2020年東京五輪・パラリンピックの暑さ対策として、大会組織委員長の森喜朗元首相が提案したわけですが、その当初からシステム業界から「無理だ!」という悲鳴が上がっていました。そもそも、マラソンのスタート時間に国民生活すべてを巻き込むという発想にも批判がありました。
実現性が低いものは、首相マターにしないようにするのが基本です。それでもわざわざ首相の出番までつくって検討を開始したのは、首相が「政治の師」と気遣う森さんの提案がむげにできなかったから、ということなのかもしれませんね。
https://digital.asahi.com/sp/articles/DA3S13626612.htmlむげにできない政治的な要請を、すぐOKしたりすぐ潰したりせず、時間をかけ議論させ、顔が立つよう収める。実にコストがかかるが、大人の対応。関係者の努力に同情を禁じ得ない。