【山口周】第3次ガラガラポン革命を生き抜くポイントは「美意識」
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注目のコメント
もう何と言ったらいいんでしょう。腹の底から500%共感します。
『AIの軍事利用に協力した経営陣に対し、従業員が反対の署名を行ったGoogleの話が美しいのは、組織メンバーの美意識や価値観が、経営者に対して大きな牽制として働いたからです。』
そうなんですよね。GAFAの優越的地位については批判もされて明らかに社会の見る目が変わる節目にありますが、GoogleのGoogleたる所以であり、エクセレントカンパニーであることを認めざるを得ないエピソード。
会社がおかしな方向へ行ってしまいそうなときに社外取締役が経営陣にNoを突きつけることを期待するフレームワークがコーポレートガバナンス。
だけど、Googleは創業の精神・DNAが骨の髄まで染みついた従業員が経営陣に「待った」をかけて道から外れるのを阻止できるんですよね。
これを「美意識」と呼ばずして何と言うのでしょうか。
しようもない不祥事ばかり頻発させてしまう大企業サラリーマンとのコントラストが際立ちすぎて情けないです。ビジネスで哲学が大事になる、ということは個人的にはすごく支持したい言説なのですが、果たして本当にそうなのか少し疑問もありました。
ただ、確かに文中にある通り「アルゴリズミックな問題解決能力もしくは流動性知能ではなかなか解けない問題」があることは確かにそうですし、そこでの判断では年長者の葛藤を乗り越えてきた経験や教養が役に立っていることは確かです。
それはすなわち、哲学を学び、哲学と向き合うことで得られる結晶性知能が年長者の価値になっているということです。学校教育含め、哲学教育の価値を再評価していきたいですね。
とても示唆深い連載でした。山口さん、担当の皆様、ありがとうございました!共感する。日本人は悪口を言う相手がいなくなるまで秒読み、半分足突っ込んでると思う
ー明治維新で、政治の舞台から年長者がいなくなり、基本的には30代の人たちが社会の中枢に座ることになったのですー