香港からみた金融市場の新しい未来
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注目のコメント
PICK ONE、本日出演させていただきました。貴重な機会をいただき、ありがとうございました。
金融サービスは大きな変革期にあります。テクノロジーが金融を変えていく流れは、急速に進もうとしています。ブロックチェーン技術はそのひとつです。香港はアジアで一番の金融都市ですが、金融機関も香港政府も現状に甘んじず、金融サービス革新の高い可能性を見出し、規制も緩和して、取り込もうと競争が始まっています。
競争は、新しい技術を生み、市場を発展させます。日本も、進んだ技術やアイデアはたくさんありますし、ブロックチェーンの分野では先進地域の一つです。まだまだ、勝負はこれからです。規制緩和を進め市場を開放して、世界の先進地域と競争して欲しいです。
ちなみに、香港行政長官も昨日29日から訪日していますが、彼女からはフィンテックという言葉を良く使います。日本にもとても注目しています。香港などと協力できるところは協働して、技術革新の成果を取り込むことを目指して欲しいです。香港に住んでいた際、友人によくNippon Wealth さんのセミナー参加を誘われてましたが、参加できてませんでした。すいません。笑
感覚的にはテクノロジーは中国の方が香港よりはるかに上をいっているんですよね。QRコード決済もまだまだという感じ。香港の若者は高すぎる不動産や中国の影響で正直言って元気がない印象で、不動産を持っていれば勝ち組みという構図もあり、新しいイノベーションが生まれにくいのではと個人的に分析しています。
ただしこと香港という場所を見たときには、地方を持たない香港の強みである低い税率を元にGDPの多くを占める金融と不動産は活況です。香港にはぜひ今後も金融でイニシアチブをとってもらい、「中国の一都市にしてしまうにはもったいない街」として、引き続き生き残りをしてほしいと感じます。
私も香港の外資系銀行に口座を持っていますが、それは送金のしやすさ故です。今後仮想通貨で送金がより容易になればあまり場所にこだわらなくてよくなるので地理的優位性も下がり、技術的優位性や、人々からの共感を獲得できる面白い仮想通貨が生まれるかなどがブロックチェーン技術の進展にとっても大事になっていくように思います。
エストニアの様にe-residencyを普及させるのが香港に融和性が高い気もしますが、なにせ中国が仮想通貨取引を禁止しているので、政治的思惑含め、中国の動向が香港のFintechの技術発展にどう影響していくのか注目であります。長谷川さん、とっても素敵な声でした・・!
ブロックチェーンというと仮想通貨のイメージが強いですが、この技術を日本でも取り入れ、新しい金融市場になるのかなと思うとワクワク。
日本に限らず、香港でも、メガバンクがこういった新しい技術取り入れることは難しいとのことでしたが、数年後にはまったく違う概念になっているのでしょうね。