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【解説】サウジ記者殺害で中東の力関係はこう変わる

NewsPicks編集部
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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    まず、一人のジャーナリストの殺害が情勢を変えたというよりも、元々ムハンマド王太子の冒険主義的な政策があって、あまりにも敵をつくり過ぎてきたためにその政策が限界にきている、ということがいえます。冒険主義的な政策というのは、大きく分けて3つ:
    1.イエメンへの侵攻、カタールの経済封鎖、他にもクウェイトなどを圧迫するとともにイスラエルと実質的な同盟関係を築き、イランに対抗して中東の中心的な大国となること
    2.アラムコの上場を元手にして、外資を誘致、石油関係以外の新産業を興して、雇用問題、財政問題の解決とする
    3.他の王族やこれまで王国の実質的な運営を担ってきた外国系(その多くはムスリム同胞団系)を弾圧し、自分に忠実なサウディ人を各部門の運営者とする
     これらはサウディアラビアの延命のためになされるはずでしたが、実際には莫大なコストを強いるとともに何ら成果が上がらず、明らかに王政の寿命を縮めています。ムハンマド王太子は主な舞台役者ですが、彼の構想というよりも、実際には米国のコンサルタント会社(マッキンゼーやゴールドマンサックス)が取り巻きを通して吹き込んだ案に踊らされているだけです。これらの政策で当面利益を得ているのはUAEやイスラエルで、むしろこれらの国に踊らされて食い物にされているといったところがあります。サウディアラビアの利益にはならない政策であるため、行き詰まることは早晩明らかでしたが、問題はどの程度のバックラッシュがサウディアラビア国内で起きるか、です。サウディアラビアという病人はその病状を悪化させていくでしょう。
     トルコ+カタール(+イラン)というサウディアラビア+UAEに対抗するラインは、いくらか優勢にはなります。ただ、逆転するためには、米国+イスラエルとの関係改善・強化が必要になります。いずれにしろ中東の陣営間の緊張関係は続き、抜本的に構図が変わるのは、おそらくサウディアラビアもしくはトルコで体制が転覆する時でしょう。


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    テレビ東京 演出・プロデューサー

    最近最も心がザワザワしているニュース。
    このニュースの切り取り方から見えてくる知らなかった世界や経済、Apple Watchに至っては技術やプライバシー。
    中東行った事ある人は分かりますが、本当に独自の世界。

    様々な目線で掘り下げられるし、掘り下げるべき中…
    世の中のワイドショー、ニュースのトップバッターは?
    マスコミのカラーや使命とは?


  • 農業生産法人GRA 代表取締役CEO

    サウジアラビは何度か訪れたことがある。街に出ると全てを監視されているような気分になり、極めて不気味な国だ。街中で写真を取ることも許されないエリアも多く、宗教警察がそこらじゅううろうろしているから、女性をジロジロ見ることもできない。そして、カショギ氏のように粛清されている人は数多であろうことは容易に想像がつく。経済的豊かさが伴う王政は、人々の言論を封じ込めるのに都合がよく、もっとも変革から遠い条件。そのような中、カショギ氏はあまりに立派だった。あの国から経済的豊かさがなくなった時のことを考えるとおそろしい。


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