この連載について
創業40年近い、老舗IT企業であるアドビが、猛烈な勢いで「再成長」している。世界のクリエイターを熱狂させ、マーケティングの世界でも強さを見せる、この企業の爆走の背景には、5年前の抜本改革があった。その最前線をレポートする。
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Adobe provides content creation, document management, and digital marketing and advertising software and services to creative professionals and marketers for creating, managing, delivering, measuring, optimizing and engaging with compelling content multiple operating systems, devices and media.
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もう一つは、アドビの場合、AIで何をしたいか、という目的が明確に設定されていることが非常に特殊です。これがあるからこそ、魔法が生み出せる。
その一番の肝を、長年アドビのテクノロジーを間近でウォッチし、実際に使っている深津貴之さんに解説してもらいました。こばかなさんによるイラストでさらに理解が深まります!
AdobeのAIの凄さとは、編集中にクリエイターが行った「意思決定」と「作業プロセス」を学習するということ。それは上記のデータがあるからできることです。
そしてそれを「魔法」という形でアウトプットする。5分の動画で冗長な部分を削除し、自動で3分の動画に編集してくれるとか。1枚のバナー広告を作成すれば、5種類のサイズ違いのバリエーションを自動生成してくれるとか。
という記事に驚くとともに感激しました。毎日Adobeのクリエイティブスウィートを使っていますが、本当にAdobeはすごい。
この違いはとても大きいですね。
業務のAI化を進める上で、最大のハードルが業務プロセスデータの不足です。結果はあれど途中が分からないので、AI化に失敗することは良くあります。特に「仮説生成&検証」ができるデータがあるのは大きいです。
しかも、普通は1企業内の業務プロセスデータしか使えませんが、アドビは業界全体のデータがあります。
そう考えると、誰もが使うクラウドサービスを提供するか、多数の企業から共通業務を委託されるアウトソーシング企業になるか、これからのAIサービス企業はこの2パターンしか無いかもしれません。
データというとすぐに検索履歴、購買履歴など、マーケティングっぽいものを想像してしまうのは悪い癖です。圧倒的なシェアを持つものだけが収集することを許されるので、その使用方法は想像力が試されます。
クリエイティブ・クラウドもエクスペリエンス・クラウドもSenseiのおかげでどんどん使いやすくなっていると思います。
そして、その名前に「先生」が使われていることになんだかいつも嬉しくなってしまうのです。
多くのAIがあれど、やはり親しみ深い。Sensei頑張れって思っちゃうんですよね…
完成品なのか、完成するプロセスを担っているのか。Adobeは後者で使われる製品。そしてその過程のデータは教師データとすることができるのかなぁと(利用ログをどれだけ取っているのか・使っていいのかは、気になるところ)。
そして、それで楽になることは、今までは熟練者が時間をかけてやってきたことを、多くの人が手軽に得られること、まさに民主化につながる。
あわせて、熟練者でも、守破離というかやりながら更なる次の世界を切り拓ける人と、投入時間ゆえに慣れていて使える(守でとどまっている)人に分かれると思う。
AI関連で何回かコメントしているが、既に破離にいる人は問題ないが、守の人は競争が厳しくなると思う。併せて、一定時間をかけて使って守の型を体得することで破離につながる側面もあるのが、守をAIが最初からやってくれる世界で、破離にいくには未来ではどうしていくのかは気になる。
将棋を見ていても、羽生さんのAIでは出せないような大局観を前に、AI活用している若手棋士が驚くこともある(逆にAIの先入観ない戦い方に驚くこともあるが)。それは場数と思考により鍛えられた人間の直感もあると思い、これから社会がAIと付き合っていく中で考え続けるポイントだと思う。
データのつくりかたがおもしろい。
ただわからないのが、ローエンド向けのアプリの話がありますが、これははやくやらないのかなあとよく思います
Googleだって画像編集アプリのスナップシードはかなり使われてるしそこの中間データとろうとおもえばとれるはず
スマホ向けとかiPad向けではどんどん勝てなくなるんじゃないか、と考えたりします。
しかもフォトショのiPad版の立ち位置は正直謎。プロ向けでiPadって、どういう層が使うのか・・?プロはPCでやりたいとおもうし、それ以外のひとは機能多すぎて使えなくないかな。
絵描くなら他の素晴らしいアプリもいろいろあるしなあ
実際にアドビのウェブサイトでプロモーション動画を見ただけだと、いったい何がすごいのか、素人にはよくわからなかったりします。
でも、今連載の中で今日の記事がアドビの威力がいちばんよく理解できました。
そしてそれぞれ提供しているサービスへの展開もさることながら、それぞれ組み合わせた効果も提供出来るようにしています。その中で、コンテンツ自体の意味を理解していく事もまた、Adobe Senseiの目的となってきます。
こな3つのポイントをうまくクラウド化した価値を生かしながら、強化しているのは、凄い構造だなと改めて感じてます。