この連載について
創業40年近い、老舗IT企業であるアドビが、猛烈な勢いで「再成長」している。世界のクリエイターを熱狂させ、マーケティングの世界でも強さを見せる、この企業の爆走の背景には、5年前の抜本改革があった。その最前線をレポートする。
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Adobe provides content creation, document management, and digital marketing and advertising software and services to creative professionals and marketers for creating, managing, delivering, measuring, optimizing and engaging with compelling content multiple operating systems, devices and media.
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Apple is among the largest companies in the world, with a broad portfolio of hardware and software products targeted at consumers and businesses.
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私にとってのAdobeの衝撃はやはり何と言ってもOmnitureの買収です。
当時大手クライアントは軒並みサイト解析ツールといえばSiteCatalystでした。月額100万円を超える超高額ツールにもかかわらずクライアントが離れない凄さ。無料のGoogleアナリティクスの登場で存在を脅かされながらもシェア維持してました。いよいよヤバいか?と思うあたりでAdobeに買収されその後マーケティングスイート化していきます。
その後数年はAdobeの買収姿勢を問われるほど、外から見たテクノロジーの進化は遅かったと思います。でもその間本業のクリエイティブが踏ん張って再び成長軌道に戻しました。驚嘆のパフォーマンスだと思います。
楽しみな特集です。
領域を絞ったコア事業の強化(一気通貫での提供)とディスラプティブなビジネスモデルへの転換(ストック収入化)の両輪による変革は、多くの企業が選択肢として持っているものの、どちらが欠けても成立せず、かつ大きなリスクを伴うため、決断が難しい領域。
Adobeは、僕のようなクリエイティブから程遠い仕事をしている人間にも容易に手の届くプロダクトになってきていて、民主化を体感している。
また、殆どのサブスクはLTVの高い学生向けに激安価格を提示して中長期的なユーザを育ており、硬い業務領域の業界でも、この1-2年でビジネスパーソンのビジネスツールテンプレの仲間入りをするのだろうと思う。
【初心者向けのCreative Cloud】
https://www.adobe.com/jp/creativecloud/starters.html
ですが、アップデート情報や新技術発表のニュースも素通りしてしまうほど
実は興味がなかった企業です。
そんな私も知れば知るほどAdobeのいろんな顔が見えてきて、
特集名の通り「面白み」がわかってきました。
デザインツールを提供しているだけの会社じゃなかったんだ・・・と。
SaaS転換の成功、事業ポートフォリオの変革、、それらを牽引している経営者の顔などなど、
Adobeの歴史とも絡めながら紐解かれています
この企業の奥深さをぜひ、おたのしみください!
その書籍の中では、アドビのビジネスモデル変換は、その後の追随者にとって「教科書」となったと指摘されています。今や、テック企業の復活の代表例とされるマイクロソフトも、その一つと言っています。
あらゆる製品、ビジネスがサービス化していく流れで、いち早く手を打ったアドビの事例を学ぶことは、きっと多くのビジネスパースンにとって学ぶところがあるのではないでしょうか。
Summitでも、それからAdobeにお勤めのみなさんとお話ししていても、いつも思うのは如何にAdobeが人間のクリエイティビティを信じているかということ。
企業によっては、AIの方が却って将来クリエイティブになりうる。人はAIより優れているとは言えない、という思想を根本には持ってるんじゃない?と思う時がありますが、Adobeはそうじゃない。まっすぐに人の持つ想像力と創造力を信じているのだな、といつも清々しい気分になれる。才能にある程度左右され、誰もができるわけではない仕事…(なんでも仕事はそうだけど)…クリエイター、マーケターの能力への尊敬が感じられると言うのでしょうか…そこが好きだし、Adobeのブランドの根幹で、だから、正直色々なことが少々面倒くさくても、気持ちよく製品つかえる所だと思っています。
そしてGoogleでデジタルマーケティングをやっていた身としては、ここまでの転換と一気通貫の価値提供の徹底っぷりもすごい、の一言です。
iPhoneがFlashをサポートしない、と発表したときはAdobeはどうなるんだろう、とおもっていましたが、想像以上の紆余曲折とこの見事な転換。次のAdobe Senseiも発表みてからワクワクが止まりませんが、それ以上にAdobeにワクワクしますね。
それがサブスクリプションモデルになってからは、手軽に使えるようになった。クリエイティブスイートになったので、動画ソフトのプレミアやアフターエフェクト、編集ソフトのインデザインも安い月額料金で使えるようになった。
こんなに安くしてアドビは大丈夫かなと思いました。OSのバージョンアップも心配ナシ。クラウドだからすぐに不具合を修正してくれる。
そのアドビがマーケティング分野に進出。凄い勢いで変容しています。CEOで会社がこれだけ変わるとは!
ちなみに今やSAPやアドビよりも時価総額の低くなったIBMやGE。何をしたいのか迷走中です。ただ、アドビの懸念は私の知る限りタレントがそれほど集まらないところですね。ほかの会社に比べて(経営は極めてダイナミックでありながら)安定していると言えばそうなのですが、スタートアップはもちろん、新興?メガで言えばSalesforce(まだアドビより小さい)などには人が集まっているところと比べると、ベイエリアで珍しい質実剛健カルチャーの不思議な会社ですね。CEOのシャンタヌも長いですしね。
そうした方がいいことを分かっているのに、目先の株価や社内評価を気にして、変われないことの愚かさと言ったら。両社ともリスクを背負って勝負した結果、株価も上がっているのに。