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安倍首相の対中姿勢が一変したとも言われる今回の訪中です。安倍首相は、「地球儀を俯瞰する戦略的な外交」を掲げ、首相自ら訪問した国や地域の数は歴代首相で最多です。しかし、中国には行っていません。
これまでは、中国を包囲するように、各国を訪問してきた安倍首相が中国を訪問するだけでなく、習近平主席や李克強首相と「協調」を語ったのですから、態度が変わったと言われても仕方ないかも知れません。
安倍首相が中国と協調姿勢を示したのは、中国が日本との関係改善を求めているからでもあります。今回の首相訪中では、到着した夜に李克強首相との非公式晩餐会、会談当日の昼は李克強首相夫妻主催の歓迎昼食会、夜は習近平主席夫妻との夕食会、と、異例の歓待ぶりです。米国の圧力もあって、中国の態度こそ変わったのだと言えます。
しかし、安倍首相側にも中国との協力を進めたい思惑があります。経済界からの圧力です。今回の訪中団には、経団連会長を始め、多くの経済界の指導者が安倍首相に随行しています。経済界は中国とのビジネスを進めたいのです。
一方で、安倍首相は、「一帯一路」という言葉を使用しないように気を付けていたようです。経済界を味方にしておきたい安倍首相であっても、自身は中国との協力には注意も必要だという考えです。
それでも、人民日報は、安倍首相が一帯一路を支持した、といった内容の報道をしました。中国は、日本が支持したということを利用していくでしょう。
また、米国は、自分が中国に対して圧力をかけている時に、日本が中国に接近することを不愉快に思っています。米国は、今後、日本の企業やビジネスに対して制裁や圧力をかけてくるかもしれません。
日本は中国と戦争などする意思はありませんし、日本独自の国益もありますが、米国と決別するというオプションのない日本は、やはり米国と意思の疎通を図っておく必要があります。
米中の間に立とうとすると外交の舵取りが相当難しくなる。かつて韓国がそれを試みたが、ほとんど成果を残さないどころか、結局米中どちらかに組みすることを迫られ、又裂き状態となった。これを他山の石としなければならない。