[サンフランシスコ 26日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラ<TSLA.O>は26日、同社のセダン「モデル3」の生産見通しを巡り、米連邦捜査局(FBI)から召喚状を受け取っていないと説明した。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)はこれに先立ち、テスラが「モデル3」の生産見通しを巡り、投資家に誤解を与えた疑いでFBIから刑事捜査を受けていると報じていた。

テスラの広報担当者は、この問題について司法省から召喚状や正式な手続き要請を受け取っていないが、9月に「任意での」資料提出は求められたとし、これに協力したことを明らかにした。その後は、追加の資料提出の要請はないという。

WSJが関係筋の話として伝えたところでは、FBIはテスラが昨年初め、モデル3の生産を巡り誤った情報を公開し、投資家に誤解を与えたかどうかを捜査している。FBIの捜査員がここ数週間のあいだにテスラの元従業員に接触し、この問題に関する証言を求めたという。

テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、テスラの株式非公開化計画を巡るツイッター投稿で投資家を欺いたとして、米証券取引委員会(SEC)に提訴されたが、罰金の支払いと会長職から3年間退くことで9月末に和解した。

テスラは9月、マスクCEOの株式非公開化を巡る発表について司法省が調査中だと明らかにしていた。

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