新日鉄住金がインド社共同買収へ 欧州のミタルと6千億円で
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新日鉄住金は粗鋼生産量の伸びが期待できるインドに上流から能力を持ちたいという狙いで、今年3月2日にあるアルセロール ミッタル(以下、MT)と共同でインドのエッサール スチールを買収し運営することにMTと合意、4月2日に再入札し、この結果、この入札主体が選ばられたということです。
金額面などについては新日鉄住金側からあまり詳細がまだ出ていないようです。
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120181024422327.pdf3月には両社で共同で買収する合意書はできており、それに対して買収者として選ばれたという話。
新日鐵住金のリリースより、ArcelorMittal(AM)のリリースのほうが詳しいので、それを見ていく(①)。
前金として約57億ドルの支払い(現在のEssar Steelの債務解消のため)、そして事業改善のためのに追加で約11億ドルの資本注入。
リリースはほとんど「AMが…」という書き方をされていて、最後に3月2日の合意(②)に基づき両社で保有・運営するとある。ただ、持ち分比率が良く分からない。合弁は1/3が株式、2/3を負債でファイナンシング。たしか3月2日のリリースでも比率は特に書かれていなかったと思う。
①http://bit.ly/2PjRihV
②https://newspicks.com/news/2860016現在粗鋼では新日鉄住金は世界第3位です。しかしながら中国の追い上げがすごいため、海外を開拓しまくっているところですかね。ちなみに2014年時点では世界第2位でした。
また、ブラジルのウジミナスにも出資しています。
2017年度粗鋼世界ランキング
https://www.worldsteel.org/steel-by-topic/statistics/top-producers.html
2014年度粗鋼世界ランキング
https://www.worldsteel.org/media-centre/press-releases/2015/world-Steel-in-figures-2015-is-available-online.html
ウジミナス社の経営権についてテルニウムと和解
http://www.nssmc.com/news/20180209_100.html