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アルファベット研究部門「X」のトップが語る未来

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  • 日刊工業新聞社 モノづくり日本会議 実行委員会委員長

    ムーンショットは夢を追い求める突飛な研究開発ではなく、何よりそれを実現させることに意義があります。しかもアポロ計画のように政府ではなく民間企業が行うプロジェクトだけに、常にビジネスとして可能かという制約が付いて回る。そして大きな課題を解決に導くには、優秀なプロジェクトリーダーや腕っこきのエンジニアはもちろん、大胆な発想の転換も必要になるでしょう。加えて日本企業と大きく違うと思ったのは、テラー氏が失敗の重要性と社会的な課題解決に言及している点でした。

    発想の転換についてはたとえば、「自動車の安全対策は、20世紀はブロック壁に車を激突させ、車内のマネキンが衝撃に耐えられるかを調べることだった。21世紀にはどうすれば車が壁にぶつからないかという問題に変わる。ほぼ全ての物理的な問題がこうなるだろう。」と言います。

    これまで技術的な問題解決手段としてマイクロプロセッサーが使われたように、AIも同じ道をたどるとみている。「インテル・インサイド」から「ユビキタスAI(どこでもAI)」の時代へ、と言ったらいいのでしょうか。しかも、それによって安全対策としてのハードウエアの構造から運用の仕方、社会システムまでがらり変わってくる可能性がある。

    また、「頭に浮かんだアイデアの99%は成功しない」とも。つまり、技術開発の道のりが平坦ではないからこそ、「長期的な成功」という視点に立って、現時点で間違うことを恐れてはいけないと説いています。

    意外だったのは気候変動に加え、貧困、リテラシー(読み書き能力)、性差別といった社会的な課題を強調していること。単なる技術バカ(失礼!)ではない点が素晴らしい。

    いずれも技術だけでは解決が難しい問題ばかりですが、一方で、貧困やリテラシー、性差別といった問題を一つ一つ乗り越えていけば、それらの理由でこれまで活躍できなかった多様な人材の能力を生かすことができ、食糧生産、ヘルスケア、気候変動などへの解決策を見出すことにつながる可能性がある、という考えです。

    社会的な問題は幾つもの課題がからみあっている場合が多い。ひたすら直線的に進むのではなく、連なった問題を一つ一つ解きほぐしていけば、らせん階段を上るように全体の状況が改善していく――。この記事を読んで、プロジェクトリーダーにはそうした複眼的かつ広い視野が求められると実感しました。


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