NPOが出費ゼロで4億円の広告効果を達成 鍵はSNSとおにぎり!?
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おにぎりアクションはじめ、TwitterでのNPOのマーケティングをよく見ています。おにぎりは私のTLには頻繁にでてきて、よいマーケティング方法だと思って見ています。一方で手軽に参加しやすいだけに、本文で書かれている「自分ごととして感じる」(おにぎりの場合はアフリカの学校給食を)ことはよりできない手法だと思います。「アフリカは子どもが給食も食べられなくてかわいそうだ」という人々が一般的に持っている先入観、悪くいうと偏見を活用して、相手や課題に無関心なままでよく考えずに済むようにしているからこそ参加しやすいわけなので。おにぎりはともかく、同じ手法を利用した他のNPOやチャリティー系のマーケティングを見ていると、むしろ誤った偏見を助長している場合もあり、一時的な参加だけにその後その偏見を修正する機会ももてなそう。私は偏見は、課題解決を難しくする理由のひとつだと思っているので、その団体などの本来のミッションからすると、資金は集まれど逆の効果ではないかと思うこともあります。難しいですね。
記事を書いた記者です。
企業の社食でのキャンペーンで見かけるNPO、TABLE FOR TWOのSNSマーケティングを取材しました。
SNSでも、あるいはネットメディアのコンテンツでも、人はお堅い慈善や社会問題より、ゴシップやエンタメや、ポルノまがいのような性に関する際どい内容を消費してしまうのは、ある意味当然なのだと思います。
自分と関係ない他者の苦しみなんかより、1秒で消費して消える目先の楽しみや快楽の方が大事なのですから。
「インスタ映え」などの楽しさを武器に、憎悪よりやっかいな「無関心」という壁を超えてチャリティーを流行らせたTABLE FOR TWOの取り組みは、モノを売る営利企業やメディアにも参考になる話と感じました。