【中村文則】好きだからこそ、僕は日本を批判する

2018/10/25
独自の視点と卓越した才能を持ち、さまざまな分野の最前線で活躍するトップランナーたちが、時代を切り取るテーマについて見解を述べる連載「イノベーターズ・トーク」。
第160回(全2回)は、芥川賞作家の中村文則氏が登場する。
中村文則氏といえば、2002年に『銃』で新潮新人賞を受賞してデビューしてから、2005年に『土の中の子供』の芥川賞など、多くの文学賞を受賞。また、『掏摸(スリ)』の英訳がウォールストリート・ジャーナル紙の「ベスト10小説」に選ばれるなど、世界規模で人気を博している。
その中村氏が、今年の10月に朝日新聞出版から、『その先の道に消える』を上梓(じょうし)した。