(ブルームバーグ): フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は自動車部品部門マニエッティ・マレリについて、プライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社KKR傘下のカルソニックカンセイに62億ユーロ(約8040億円)で売却することで合意した。

両社の22日の発表資料によると、新会社の名称はマニエッティ・マレリ・CK・ホールディングスとなる。同社の年間売上高は152億ユーロとなり、独立系では世界7位の自動車部品メーカーとなる。2019年上期中の取引完了を目指すという。

カルソニックカンセイはもともと日産自動車系列の部品メーカーだったが、日産自が17年にKKRに対して全株を売却していた。FCAは新会社に対して複数年にわたる製品供給に合意する予定。カルソニックカンセイの本社は現在の埼玉県さいたま市に残るとしている。

(発表内容の詳細を追加します.)

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