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注目のコメント
就活生の皆様だけではなく、キャリアについて考えるところのあるすべての大人にもお読みいただきたい森岡毅さんのインタビュー記事です。
なすびはなすびにしかなれない。苦手領域の仕事だけは選んではいけない。就活に「正解」を求めてはいけない。でも「不正解」だけは選んではいけない。では、どうやって自分の強みを発見できるのか? その見分け方を、「Tの人」「Cの人」「Lの人」という森岡さん流の「TCL理論」で分析してくださいました。
また、社会人は誰だって不安だというお話も、皆様に共感していただけるのではないかと思います。非常に納得感が高く、充実のインタビューになりました。森岡さん、本当にありがとうございました。就活生に向けたメッセージというより、キャリアを考えるすべての人に向けたメッセージと感じます。
人生100年時代において、企業の寿命は23.5年と縮まる一方。『仕事2.0』でも現代は「経験獲得社会」であり、修羅場・土壇場・正念場が大事というようなことが書かれていましたが、本インタビュー内の「人を成長させるのは、自分だけで責任が取れない、多くの方の人生が自分の判断にかかっている」というのもまさにそれ。
個人的にも、自分のキャリアを振り返ってみると、自分で何かしらの意思をもって選択を行ったうえでの成功や失敗は、自分の人生を色付けてくれてきた気がします。「なんとなく」とか「とりあえず」とかで進んだ道は、楽だけど、振り返ったときにモノクロで色あせてしまっていることが多い。
会社を選ぶのではなく、会社で得られる経験を選ぶ。そして最後は「選ぶ」のではなく「決める」。最近の就活生と話していても、皆優秀で、よく調べているし、よく考えてもいる。以前とは比べ物にならないほど情報がリッチになってきている中で、考え抜いた先の自分なりに腹落ちできるストーリを信じる。その後のキャリアにつながる悔いなき最初の決断をする就活生がどんどん増えていくと良いですね。これからは会社に依存するのではなく、個人が自立してキャリア形成をするのは大賛成です。
ただ、就活の学生が必ずしもいきなり特定の職能と結婚したり、苦手なことはやめて得意なことだけする必要もないと思います。
僕は人事から社長室に異動になった時に、IRやM&Aを担当し、すごく苦手だったファイナンスを学びました。
その経験がインキュベーション事業の立ち上げに活きましたし、その経験がなければVorkers の提携も実現していないかもしれません。
その後、社長室から営業に異動になり、30歳で初めてテレアポやったりしながら(笑)ビジネスを学びました。
その経験がモチベーションクラウド事業の立ち上げに活きましたし、その経験がなければ泥臭く新規事業を立ち上げることなどできなかったかもしれません。
森岡さんのように早くから職能を定めて「結婚」するキャリアもあると思いますが、20代は「自由恋愛」と考えて、食わず嫌いせずに様々な職能との偶然の出会いを楽しむキャリアもあると思いますよ。
あんまり早くに「結婚」して、上手くいかない夫婦もいますからねぇ。
この記事の著者 / 編集者
この連載について
- 2950Picks