サムスン・NEC、5G基地局で提携 中国勢に対抗
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基地局の話は、ヨーロッパでは有名な
ビジネスケースである。
ノキアとエリクソンが入っているのを
気がついた人がいるかもしれない。
彼らは一時、携帯端末で一世を風靡
したが、そのあまりのボラタリティに
振り回され、標準化を推進して、
そのノウハウから、超安定の基地局
ビジネスを成功させた。
さて、標準化の裏の問題は、
マネし易くなる点であり、ファウェイ
市場ポジションを利用して、劇的に
伸びてきており、その勢いは驚く
限りである。
サムスンが、端末ビジネスに不安を
感じるのは良く分かる。
サムスンは、日本に入りたくてNEC
と言う流れでは無いか。。
しかしこれは、何か先行的な標準等の
ネタを持たないと困難では無いか?
何か成算があるのかもしれないが、
にわかには、バラ色には見えない。SamsungとNEC、両方合わせても世界シェアで5%。
キャリアとしては、様々な基地局提供者がいるほうが、コンペにしやすい。そのなかで、3割近いシェアのHuaweiと1割強のZTE、合計約4割について安保上の懸念を米国中心に表明している中で、それを取れるか。EricssonやNokiaとは違う戦い方をしなければ意味がないと思う。
なお、NECは電電ファミリーで、昔から日本の通信技術を担っている。日本市場への食い込みもあるだろうが、技術面でもSamsungがあえて組む理由はあると思う。AppleもiPhoneとのバーターでNTTの研究成果の利用を求めて断られたという話(噂)も過去あったし、基盤領域の研究・知見の積み重ねは重要。その武器を持っている中で、どうやって活用していくかがNECにとっては重要(特に半導体や液晶の技術提供の歴史を考えると…)。