ロ「核兵器先制使用なし」 プーチン大統領が発言
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共同通信では「現行軍事ドクトリンに沿った内容」と書かれていますが、これは誤りです。
現在の2014年版軍事ドクトリンによると、ロシアが核兵器を使用するのは
・大量破壊兵器による攻撃を受けた場合
・国家の存立が危機に陥った場合
の2ケースであり、核兵器の先行使用は否定されてきませんでした。
冷戦後のロシアは通常戦力が著しく弱体化したため、もし大規模戦争が起こった場合は核兵器の先行使用に頼らざるを得なかったわけです(この種の考え方は2000年版軍事ドクトリンで盛り込まれ、現在のバージョンまで受け継がれています)。
一方、今回プーチン大統領が発言したことを素直に受け取れば先行不使用(NFU)宣言であり、大きな政策転換となります。
まあこの辺はどこまで調整されたものなのか分からないので、もうしばらく様子を見たいと思います。