【落合陽一】僕の答えは、職場に住む。そして家が実験室になる

2018/11/3
賃貸住宅に住んで家賃を払い続けるか、30〜35年間の住宅ローンを組んで住宅を所有した方がよいのか──。
どんなビジネスパーソンもいつかは考えるこの問いに、落合陽一氏はどう答えるのか。
NewsPicks編集部は、「賃貸vs持ち家論争」について落合氏に答えを聞くとともに、「1日の睡眠時間は3時間」と公言している落合氏にとって「家」とはどんな存在なのか、その価値観も聞いた。
(撮影:加藤昌人)

父もホテル暮らしだった

──今回の企画では、全員に同じ質問をしています。今の若手ビジネスパーソンに対して、「賃貸住宅に住み続けるか、持ち家を買うか」どちらを勧めますか。
落合 賃貸か持ち家かについては「大多数がこうあれ」と思っていませんので、どちらかを勧めるようなことは難しいですね。
──同じテーマで堀江貴文さんに聞いて、落合陽一さんはその記事に「いいなぁこのインタビュー」とコメントしていただきました。
落合 ホリエモンの記事を読んで思ったのは、うちのおやじもずっとホテル暮らしだったことなんですよ。2000年くらいになるまで、そんな生活をしていました。
おそらく、ホリエモンのようにホテル暮らしをしている父親がいる家庭で育ったら、僕みたいな価値観になるのかなぁと思います。
──落合さんの父親は、作家で国際政治ジャーナリストの落合信彦さん(76)ですが、落合さんが子どもの頃は家に帰っていなかったんですね。