ウーバー:ゴールドマンなどがIPO案を提示、価値約13兆円ーWSJ
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注目のコメント
人気企業(投資銀行/証券会社が殺到する発行体)へのIPOピッチにおいては、証券会社の営業の観点から提案するIPO時の価格目線は高くなり、そして価格レンジが広いことがあります。このとき、「各社が提案してきたIPOピッチブックにある価格レンジの最大値のみ」を取り出して記事にするのは、ミスリーディングです。
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ウーバーから離れて、日本の未上場スタートアップの話。
足元の日本において、人気がありIPOを狙う未上場スタートアップ企業における主幹事争奪戦は、熾烈です。主幹事選定のビューティーコンテストを行うと、証券会社数社から提案書を受け取ります。私の知るいくつかの発行体がにおいて、証券会社から、「次のユニコーン」だとか「メルカリを超えるバリュエーション」のような、営業の口上が躍る提案書を受け取るケースがあります。
とはいえ、連続起業家やプロのCFOが経営チームを構成する発行体は冷静で、荒唐無稽な営業口上は聞き流しているようですOMG。$120bを株式時価総額と捉えるとすると、だいたいNKE、3M、GE、MCD、CRMクラスですね(NFLX, NVDAよりは少し下になります)。そしてこの場合SBVFはどこまでIPOで株を売るのか、昨今のサウジ問題もあり注目されそうですね。