「AIは“魔法の杖”ではない」 先駆企業ABEJAに聞く、アパレル企業の注意点
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アパレルには変数がとにかく多い。既存の商品の品番単位の売り上げ、接客、VMDなどなど…。これらのフィードバックがあって、気候やトレンドも移ろう中で色々なレイヤーで改善していく。
ここにAIで更にフィードバックを増やしたときにそれを血肉にできる企業さんはかなり限られているのが現状だと思います。記事中にもある通り、今はまだAIのフィードバックを受けて店舗側が改善策を考えてPDCAを回していかないといけない。ただこれだとなかなか使いこなすのが難しい。従来の接客・VMD・在庫管理などに加えてスナップの発信など店員さんの仕事はただでさえ増えています。
どれだけ現場の負荷を抑えるかというのも普及のキーになってくると思います。AIが魔法の杖でないのは、「分析・推定」に止まっているのが一因ですね。記事にもありますが、「施策の提案」が難しいからです。
AI活用が先行したネット広告では、どの広告を誰に出すかという「施策の実施」まで一気通貫で出来たからです。
「AIで何とかできませんか?」という問いを頻繁に受けます。
「その『何とか』する施策は何ですか?」と逆に問うて、
「施策があればそれを選ぶAIなら作れるかもしれません」と返すことは多いです。