ソフトバンク、ウィーワークの過半数株式取得で協議
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ソフトバンク(孫さん)の投資の根底には「情報や人が集まる場所を買う」という概念があると思う。
創業間もない1995年に世界最大のコンピュータ見本市「コムデックス」を買うことでビルゲイツとの人脈や、後に大化けするヤフーを見出した成功体験のごとく。
日経BPを買おうとしたこともあるし、この前のARMもそう。
そして、今度はウィーワーク。とにかく「時代の流れが集まる場所を買う」ことで、常にどの文脈、どの時代でも先頭を走るイメージ。
これが正しい投資なんだろうな。ソフトバンクVFの最近の常套手段、自らリークして交渉相手の外堀を固めていく戦術のように見えます。記事をみると、要するに全く決まっていない可能性の一つでしかないゆえ。
過半数という数字には大きな意味は無いと思われます。ファンドで持つゆえ子会社連結したり支配力を強めるモチベーションはあまりなく、単純に発行する株取れるだけ全部取るというストロングバイな姿勢、純粋に同社の将来評価なのでは。うーん、どうなんだろう。
不動産は金融と極めて近い業界。資金調達をして、不動産を購入して、それを貸し出す。資金環境が緩い時は資金調達もしやすいし、それゆえに不動産価格も上がる(景況感が良いので、オフィス需給もタイトになる)。一方で、逆回転も起こってきたのが歴史。
①でKenjiさんがコメントされているが、WeWorkは長期で物件を借りて、それより短い期間で貸し出しをしている。逆回転したときのリスクを抱えた構造。
その意味で、資本力があるソフトバンクが付くのはWeWorkにとってはプラス。ただ、不動産投資をした資本力があるプレイヤーが景気後退期に自己資本をかなり削られたことがあるのも歴史。
そして、WeWork自体については、Comdexがキーオピニオンリーダーが集まる場所だったのに対して、こちらはより分散的に人が集まる場所。その意味では、情報や人が集まるといっても少し意味が違うし、個人的には価値が相対的に低いと思う(ビジョンファンド自体がもうそういう場になっている)。また最近はオフィスだけでなく、生活・教育領域にも出ていて、滲み出しが過ぎる印象を持っている(②)
①https://newspicks.com/news/3327695
②https://newspicks.com/news/2907377
英語原文は下記。
https://on.wsj.com/2C4zmAO