[東京 9日 ロイター] - ファーストリテイリング<9983.T>とダイフク<6383.T>は9日、中長期的・包括的な物流に関するパートナーシップ合意書を締結したと発表した。ファーストリテイリンググループのブランドの国内外の倉庫自動化の計画、実行、メンテナンスに対応するため、両社で特別チームを編成する。

神保拓也・グループ執行役員によると、物流自動化における投資額は全世界で1000億円規模となる。

提携により両社は、ファーストリテの国内外の倉庫自動化に向け、世界最新鋭の自動化設備を開発・構築する。自動化設備の導入に当たっては、設計・機器・資材・専門的人材の調達、建設、試運転などの全業務を一貫して行うことで、最短での自動化設備の導入を目指す。また、自動化設備の生産性の最大化に向け、新しい物流システムや、そのために必要なシステムの開発を行う。

ファーストリテとダイフクは、ファーストリテの東京有明の物流施設だけではなく、国外でも倉庫の自動化に向けて取り組む予定。ファーストリテの柳井正会長兼社長は会見で「できるだけ最短で世界中に自動倉庫を作りたい」と述べた。

*内容を追加しました。

(清水律子 安藤律子)