【現地発】スタバに襲いかかる、謎の中国コーヒー起業家の正体

2018/10/11

コーヒーは「インターネット事業」

「僕に話を聞きたいって?そんな時間、ないんですよ!」
2018年9月中旬、上海。アイスコーヒーの入った紙袋を手渡してくれた配達員は、NewsPicksの記者にそう返事をすると、足早に電動バイクにのって消えていった。
アイスコーヒーの入った紙袋には、青い鹿のマークに、大きく「Luckin Coffee (ラッキンコーヒー)」とプリントされている。お値段は、コーヒーとスコーンで14元(224円)だ。
無料キャンペーンの対象のため、配送料込みでこの安さだ。
今、中国のスタートアップ業界で、このラッキンコーヒー(瑞幸珈琲)の名を知らない者はいない。