【現地発】アリペイを発明した、時価総額16兆円企業の「正体」

2018/10/10
アリババグループの中でも、とりわけ異彩を放っているテクノロジー企業がある。
それが世界8億7000万人のユーザーを抱え、モバイル決済「アリペイ」を始めとした、数々の金融テクノロジーを生み出しているアントフィナンシャル(蚂蚁金服)だ。
その時価総額は16兆円にのぼり、既に世界の金融機関のトップ10位にランクインしている。
日本人の多くは、いまだにアリペイが提供するモバイル決済にとらわれて、その巨大なエコシステムを理解できていない。しかしその本質は、テクノロジーと決済データによって新しい「信用のカタチ」を生み出していることだ。
NewsPicks編集部は中国・杭州にある同社を取材。おそるべきスピードで現金を「消滅」させている、世界最大のフィンテック企業の最前線をリポートする。