【川村元気】落合陽一は「現代っ子より先の未来っ子」

2018/10/13
研究、メディア、ビジネスのフィールドで縦横無尽に躍動する落合陽一。映画プロデューサーで小説家でもある川村元気。二人が「お金」を語り尽くす(全4回)
落合くんを小説の主人公のモデルに
──今回の対談の大きなテーマは、お金です。人間にとってお金とは何か。これからお金はどう変わるのか。どうすれば日本人は拝金主義から抜け出せるのか、などをテーマに語っていきたいと思います。ちなみに、二人は知り合いですか?
川村 この前、落合くんと初めて会いました。
落合 8カ月ぐらい前じゃないですか。
川村 今ちょうど、落合くんみたいな小学生、デジタルネイチャーの少年を主人公にした小説を書きたいと思っていて、ちょっと取材させてもらったんです。
──なぜ落合さんを主役のモデルにしようと思ったんですか?
川村 それまで僕は、落合くんをテレビなどでしか見ていなかったんですが、分かりやすい現代っ子、もっというと未来っ子が出てきたなと感じたんです。
落合くんはとにかくたくさん動く。攻殻機動隊じゃないですけど、半分インターネットに脳をつないでいる感じがしますよね。人見知りに見えるところも含めて。
川村元気(かわむら・げんき)/1979年横浜生まれ。上智大学文学部新聞学科卒。「電車男」などの映画を製作。11年、優れた映画製作者に贈られる「藤本賞」を史上最年少で受賞。12年『世界から猫が消えたなら』で作家デビュー。140万部の大ベストセラーとなり、映画化。「君の名は」も担当。著書の『億男』が映画化され10月19日に公開
──実は落合さんは、すごくコミュニケーション力が高いですよ。
川村 そうなんですよ。ただ、パッと見は、人の目を見て、うん、うんとうなずきながら話を聞く感じとはちょっと違うじゃないですか。
──今も本を読みながら、対談していますしね(笑)。
落合陽一(おちあい・よういち)/1987年生まれ。メディアアーティスト。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了(学際情報学府初の早期修了)、博士(学際情報学)。筑波大学学長補佐・准教授・デジタルネイチャー推進戦略研究基盤基盤長、ピクシーダストテクノロジーズCEO。『日本再興戦略』『デジタルネイチャー』など著書多数。
川村 そう。先日、僕と飲んでいるときも、目が合ったのはたぶん合計で10秒ぐらい(笑)。