プラットフォーム編 分かっているようで難しい自動車知識
Auto Prove - 自動車情報サイト「オートプルーブ」
15Picks
コメント
注目のコメント
まとまっていて、わかりやすいですね。
少し補足を。
この記事でも書かれてる様に、横側面から見た時、VWのMQBはエンジン(トランスミッションも)と前輪、運転席の位置を固定し、それ以外は柔軟に対応しようとしています。
これによって、1番面倒な前面衝突に対する設計を一発で終わらす。車格や用途によって変わる車体サイズや車体後半の設計は自由にしてる。ココがミソです。お陰で広範囲で対応可能。
TNGAは車体後半も共通化するなど、もっと制約を厳しくしてますが、今後は派生プラットフォームとしてもう少し柔軟になるのではないかと予想してます。
スバルは昔レガシィのホイールベース短縮版でインプレッサを開発したという経緯からもわかるように、1つで全部こなしたい。今後はSGPでホイールベース別にインプレッサとフォレスター、レガシィを作るのでしょう。エンジンルームやサスペンション他の設計は全て共通で。
どちらかと言うと制約は多め。でもスバルのラインナップは車体サイズの範囲が狭いので、それでオーケー。
日産のグローバルプラットフォームは極力同じ車体を使う思想のように見えます。マツダは不明。プラットフォームは「分かっているようで難しい」。
プラットフォームが、具体的には何を意味するかを知らない人は多い。
メーカーによって定義や範囲が違うらしい。開発者によってもニュアンスは違う。
一番簡単な定義は「アンダーフロアの組合せ」。ある車体設計者は、「要するに、腰から下全部」と言っていた。
「モジュール」も同じように多義的。