もはや「偽ダイソー」ではない? 中国「名創優品」がテンセントから10億元出資
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「日本ぽく見せる」ためだけに、わざわざ原宿にお店出して「日本が本社です」感を出すメイソウ。偽ダイソーというより、他の方が言う通り「無印、ダイソー、ユニクロ」の「シンプルで安くて品質が高い」を全力で出している、独自ブランドと言ってよいのかなと思います。
実際中国国内ではまあまあな品質で、シンプルデザインで、めちゃくちゃ安く、品ぞろえが豊富。モバイルバッテリーとかデスク用の小さい扇風機とか、ちょっとした電化製品まで安く、悪くない品質で手に入るので、駐在員の私は重宝しています。スマホ用VRが99元(1,600円くらい)だったときは即買いしました。世界各地での、急速な事業拡大に成功したメイソウ、今年の8月にはイオンモール幕張新都心店に、9月には同じくイオンモールの津田沼店に「凱旋」上陸しています。もはや「偽ダイソー」ではない?というタイトル通り、模倣からスタートし、いずれ質・規模共に本家を追い越す気概で事業展開を行うというやり方が、とても現代中国らしいですね。
TencentのCEOのPony Maが、香港大学で講演を行った際に、「WechatはFacebookの真似をしているのではないか」とインタビュアーに聞かれ、「業界首位を真似するのは、どの産業でも当然」と言い切っていた情景を思い出しました。「コピーキャットと笑われても、我々はいずれネコから虎に進化する、真似せずに遠回りする方がバカ」という中国勢の潔さは、賛否両論あるにせよ、とても興味深い発想だと、日々観察しています。昨夜遅くこの記事見つけ、PC開いて翻訳してしまいました。この企業のことは、全力で速報しますw
登場したときは完全な色物企業で、中国の日本人社会に大きな衝撃を与えたメイソー。1年前にも
「世界で大人気! 無印、ユニクロ、ダイソーを足して3で割った謎の日本ブランド
https://www.businessinsider.jp/post-33958」
を書いたのですが、確実にまともな企業に進化してますね。5年で3000店舗ですよ、奥さん。最近はイオンにも出店してるらしいです。恐るべし。