リチウムイオンはなぜ 優位であり続けるのか? 材料科学者が語る理想と現実
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有料記事になってたので、こちらを
https://www.technologyreview.com/s/611982/why-lithium-ion-may-rule-storage-technology-for-a-long-time-to-come/
追記:リファーしている自らの論文
http://news.mit.edu/2014/disordered-materials-hold-promise-for-better-batteries-0109
きちんと読んでませんが、一般的に層状構造を持つ正極材の結晶を、不規則にした不規則岩塩構造がリチウムイオンをより多く格納出来て、バッテリーの容量が増えるということのよう。
数年前の論文ですが、今になってもポピュラーになっていない理由としては、バッテリーは正極材だけ画期的なものにしても性能は上がらないという話。
同じように負極にシリコン添加して、リチウムイオンをより多く格納出来るように研究が進んでます。
https://newspicks.com/news/3318449
片方だけ、かつそもそものリチウム量が少なければ、正極材だけ進化しても意味がありません。
更にバッテリーは容量だけじゃなくて、車載用で重要な出力密度も関係します。出力上げるには電圧を上げる必要があり、正極と負極の電位差(電位窓)の大きさも関係してきます。
コバルト量をゼロに近づけられるというのは画期的ですが、中途半端にインタビューを受けている時点で、この方は研究者として信用出来ないなぁと思います。三年後に乞うご期待。有望な理論が発見できても、コストや安全性を担保するまでに10年以上かかる良い例。私たちが知らないところで進化しているので、表に出るまで気長に待つしかないですね。
#MITTR #SpByMe