「母乳で子育て促進」搾乳ボックスを企業が導入する理由 

2018/10/14
アメリカの空港を訪れると、ドアがついた、人が1人入れるほどの大きさのポッド(ボックス)を目にすることがあるかもしれません。
Mamavaの搾乳ポッド
これは、「Mamava」というバーモント州バーリントン発の企業が開発したもの。女性がどこでも必要なときに搾乳や授乳できるようにとつくられました。創業から3年以内で全米500カ所以上、空港だけで43州計100カ所設置されています。
今回、Mamavaに取材することになったのも、空港でポッドを見かけた主人が教えてくれたことがきっかけでした。
「授乳することは権利であって特権ではない」という理念を掲げるMamava。同社の搾乳ポッドは、コンサートホール、電車の駅、イベントスペースなどの公共の場はもちろん、企業のオフィスにも多く設置されています。
同社は、女性に対して実用的なソリューションを提供するだけでなく、社会の意識や姿勢を含む、母乳育児が行いやすい環境づくりを目指しています。
母乳推しに拍車がかかるアメリカ
World Breastfeeding Week関連のイベントが開催された場所
毎年8月の1〜7日は、World Breastfeeding Week。今年も、インスタグラムなどのSNSでは、有名人がわが子に授乳する姿などがハッシュタグと共に投稿されていました。
こうした写真だけ見てみると、誰もがごく自然に授乳できるものだと錯覚してしまいがち。赤ちゃんの命と健康を支えるために必要なことを自然にできないはずはない、と。