「三択」で頼み事したほうが、受け入れられやすいのはなぜか
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日本人は3つに分けることに馴れていて、まわりをちょっと見渡せば、「3つの分け方」がたくさんあることに気がつきます。
「衣・食・住」「大・中・小」「和・洋・中」「心・技・体」「正・反・合」「走・攻・守」「人・時・場」「天・地・人」「知・情・意」「松・竹・梅」「過去・現在・未来」……。デザインを提案するときも、捨て案を用意することはままあります。1案だけ持っていくよりもクライアントが能動的に選んだ(参加した)という構図になり、満足感を持ってもらいやすい。こういうテクニカルなやり方が本質的かと言うと微妙ですが、物事を決めるのは感情を持った人間であることを考えるとそこをハックすると手っ取り早いのも事実です。
三択で提案、といえば、村上巨さんと孫さんのこちらのやりとりが秀逸。
https://newspicks.com/news/3073910/
「まずお前は、技術的に難しいと言った。つまり、1つしか選択肢を出していない。お前がやるべきことは、俺に選択肢を与えることだ。A案、B案、C案を出すのがお前の仕事で、無理かどうかは俺が判断することだ。お前が1つしか案を出してこなかったら、お前という人格を否定することになる。でも、A、B、Cを出してくれば、Aはちょっと惜しい、Bは全然ダメ、Cはそこそこと判断できる。選択肢があれば、C’案やD案が生まれるかもしれない。そうなれば、お前を否定しなくて済む」と言うわけです。