貴乃花親方が日本相撲協会に退職願を提出
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審判として土俵横に座るだけで、大きな歓声が起きていた。みんな知っているのだ。ガチンコを貫いて純粋な心のまま優勝を重ねた稀有な横綱だった。
最後は、大きな故障をした膝で優勝するという日本人好みの感動の一番と引き換えに、結局引退することになったが、若関とともに急成長した時代の輝き(スポーツ新聞の大見出しが、いつも「若」か「貴」だったなあ)を始め、本当に良いものを味合わせていただきました。親方としても、よく育てていたと思う。
長い人生の後半戦で彼がどう生きていくのか、注視しています。この問題について感情的な意見が多いが、「日本相撲協会が今夏、一門に所属しない親方は部屋を持てないと決めた」ことはあくまでも後付けの内規であり、相撲協会が公益認定される際の要件ではそれは示されていなかった。したがって貴乃花親方が暴力事件の提訴を取り下げたとしても、内閣府公益認定等委員会による審査でこうした内規が許されるか否かの判断が必要になります。
ジャーナリズムにはただ賛否の感情を煽るのではなく公益認定等委員会がなぜ誕生したのか、遡って検証してほしい。天下りの公益法人すなわち官益法人の改革があり(『日本国の研究』)、第三者の客観性が求められ民間人7人による公益認定等委員会が誕生したのです。
一般社団・財団とは違い公益認定法人に寄付すると税金が控除されます。したがって、まさに公益のために存在するわけですからガバナンスを含め厳しい審査が必要となったのです。本場所の相撲であれば、格上の相手に勝った側が公式のインタビューに答えるのが普通で、格下に負けた側は取材記者にだけ話すというのに、力士としては格上だった貴乃花さんがこうして大々的な記者会見を開いて、相撲界から去っていくのは、正義を貫く戦いには敗れたけれども格好良くて、だからこそ相撲界には本当に損失だと思います。他方、本場所のように格上貴乃花に勝って追い出しに成功した八角理事長のインタビューを見てみたいと思います。しかし、貴乃花部屋の力士といえども相撲協会の大切な人材であるはずなのに、その力士たちを人質にして脅す形で、貴乃花を追い出したやり方は、品格に欠けると思いますから、記者さんたちにはその点をきちんと突っ込んで聞いてもらいたいと願います。そんなわけで勝利者インタビューはぜひやってくださいね、相撲協会!