全国トップの福岡、ワーストの北九州 人口増減数で明暗:朝日新聞デジタル
コメント
注目のコメント
政令指定都市として北九州市は全国で6番目に指定された都市であるが、当初の五大都市(横浜、名古屋、京都、大阪、神戸)以外では全国で初めて指定されたものであり、それだけ歴史があり、高齢化が進んでいるともいえる。現在は世代交代の真っ最中で減少しているが、地理的には有利、かつインフラも充分なので、いずれ巻き返すと睨んでいる。福岡市のキャパが限界に近づいているし。
高齢化の比率は全政令指定都市で1位
http://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/000776861.pdf新幹線で20分って言うと近いですが、福岡と北九州市はクルマで1時間くらい離れています。言葉も違います。隣町ぐらいに思っている人が関東では多いですが、全然違う独立した街です。あと人口が100万人くらいで仙台や静岡よりずっと大きいのにもよく驚かれますね。
北九州市は八幡製鉄所をはじめとして明治時代からの日本の第二次産業の発展とともに大きくなりました。しかし戦後の高度成長期末くらいから第三次産業の発展とともに人口は福岡が逆転しています。その福岡は豊臣時代に官兵衛と長政の黒田家がやって来てできた城下町。隣の博多は大化の改新より前からある商人の町です。人口減少には、少子高齢化による「自然減」と、若者が進学、就職、結婚などで地元を離れる「社会減」がありますが、地方において深刻なのは「社会減」のほうです。
たいていの地方においては、人口流出は、18歳から25歳くらいまでの間に8割とか起きている。つまり、進学、就職、結婚で、近隣の都市部に若者が吸い込まれるわけです。
若者は誰もが東京を目指すわけではなく、近隣の都市部に行きます。
北海道ならば札幌、
東北ならば仙台、
東海ならば名古屋、、、
そして、九州ならば福岡。
そのため、福岡市は九州全土から若者を吸い込み、人口増加を続けています。
反対に移住の心理的ハードルが低い近隣の地方都市からは、より多くの若者が出て行きます。北九州市が、それですね。