「商売だけは仕事にしたくない」と思っていた
2018/11/24
好奇心旺盛な少年
私は1951年、大阪市阿倍野区生まれです。実家は菓子の製造卸を営んでいました。私は長男で妹が1人。
でも子どもの頃から、家業を継ぐ気はさらさらなかった。正直に言うと、「商売だけは仕事にしたくない」と思っていたのです。
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「商売だけは仕事にしたくない」
僕の父も会社をやっていて、毎回辛そうにしてました。そしてサラリーマンや公務員として、普通に働けとずっと言われてきました。実際に僕も公務員に瞬間なるわけですが、退屈ですぐに退職。苦労を見ているからやりたくないって思う気持ちに共感でした。
根源的な欲求まで遡ると、"人と違うことをしたい、やりたい"と思うのは、なぜなんでしょうね。
人財育成をつきつめると、根源的な欲求の強さにぶつかることがあります。スキルは高められますが、その先に行くには、欲求の強さが必要。
では、強烈な原体験が必要なのかと思っていたのですが、最近そうでもないように感じました。原体験そのものの強烈さではなく、過去の体験の意味付けなのではないかと。
自身がこの人生・使命・仕事を選択している理由を、過去の自分の経験と紐付けることで、想いの強さが出ているのではないかと。ある種の思い込みだとしてもです。
きっと「休みがあれば旅に出ていて」「新しいものを見たり聞いたりするのが好きで好奇心のかたまり」の自分がその"ワクワク感"や"自由"を大切にしてきたからこそ、同じ業界にいる息子さんのそれらも"尊重したいという気持ち"であり"干渉しないという行動"につながるのでしょう。
自分には自分の世界観があるのと同じくらい相手には相手の世界観があるという相互尊重の精神を短いテキストの中からも感じます。
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